今回の「栃木の石仏百選」からの掲載は今日で最終回です。今回は上に掲載したものですが、実際に見に行こうとすると大変な努力が必要です。その第一が道のない山を登った山頂にあり、しかもその場所へ行く道もありませんので、過去に行った人の案内がなければ行けないのです。また、銘文を読むには拓本の上手な人でないと採れません。それでも、これを見ないと栃木県の石仏を見たとは言えない優れものです。これは、都から戦乱に嫌気した人々が日光を安永の場所としてした人たちが建立したものと考えられます。それにしても、そのお釈迦様の表情は何とも穏やかな表情で、関係者以外は滅多に訪ねてこない山頂でゆったりと過ごしています。最後に、数名の方から、この図書が出来れば読みたいというメール等がありましたが、ここへ転載しました「栃木の石仏百選」の纏め本は、私家本ですので頒価していません。お許しください。
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