今年もついに、梅雨が明けました。猛暑を覚悟で、前回同様に栃木県西方町の石仏巡りとしましたが、本当に暑かったです。それでも、今回は午前中に見逃していた真名子地域の墓地などを探索しましたら、12基も始めてお目にかかる碑塔を調査することが出来ました。本日の成果はこれで充分と、その後はお昼に相応しい場所(山の中の清流のあるところ)へと、一山を越えて行き、そこでたっぷりと体力回復に努めました。もっとも、相変わらずアブの出現には悩まされましたが、清流に足を冷やしながらの熱々ラーメンの味は格別でした。誰も入らない林道ですから当然のこととはいえ、本当に静かな中での休憩についつい午後からの石仏巡りが億劫になりました。そこで、午後からは西方町の石仏巡りを中断し、となりの都賀町の要再調査碑塔を訪ねることに方向を変えました。それらの場所は、共に木陰の中にあるのをしっていたので、今日のこの馬鹿暑さに対抗しして午後は少しでも涼しいところでの石仏調査としたのです。特に、「地蔵菩薩本願経」からの出典である「地蔵名字人若聞 乃至見像瞻禮者 香華衣服飲食奉 供養百千受妙樂」の偈文が入手できたのには満足。また、大橋地区の八幡神社境内にある徴発軍馬碑の漢文銘文もどうしても手拓が欲しかったのですが、今回はそんな暑さ逃れのために訪れ、心行くまでのんびりと手拓することが出来ました。お礼として、薮蚊に少しばかり献血?してあげました。
そして時間を見ると早くも3時を過ぎていました。この時点で、経の石仏巡りは終了とし、帰り道でまた西方町を通ったのを幸いと元地区のまだ通っていない道を遠回りしながら行けば、会社の敷地内にて、二基の「馬力神」を発見し、これまた大喜びして早めに帰宅となりました。
いや~あ、それにしても前回に増して今回は日焼けしました。まだ、夏に入ったばかりだと言うのに、腕や顔はすでに赤銅色に輝いています。そこで、次回からは今夏の暑さから少しでも逃れようと、宇都宮以北へ移動することにしました。西方町は、あと少なくも一回の再調査が必要なのですが、まあそれは秋以降に実行することに致しましょう。
そうそう、ここへ掲載した写真は西方町でも、最も西北になる真名子地区林道沿いにある文字塔です。それでも、その中には「千手観音」とあるのがこの地方では珍しいものです。
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