一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

……ある少年の命がけの初恋…… 『優しい子よ』大崎善生(講談社)

2008年08月17日 | 読書
8月3日に多良岳でオオキツネノカミソリ観賞登山をした折、 帰りに肉まんさんから三冊の本を頂いた。 その中の一冊に本書を見つけたとき、私はちょっと困った。 私は大崎善生の良い読者ではなかったからだ。 評判の作家なのでファンが多いことも知っている。 私も過去に数冊は読んでいる。 だが、私には、彼の装飾の多い気取った文章が、どうしても合わなかった。 私が彼の作品を読んだのは、『ドイツイエロー、もしく . . . 本文を読む
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