一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

藤原新也『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』(東京書籍)

2009年10月21日 | 読書
映画やTVドラマや小説などで、いろいろな感動的な人生が語られている。 それらを見て、あるいは読んで、自分の人生がなんと変化のないつまらないものなんだろうと考えている人も少なくないのではないだろうか? 劇的な出逢いもなければ、別れもないと…… だが、我々の日常生活の中にも、小説にでもできそうな感動的な物語が、本当はいくらでも転がっているのだ。 そう……気がつかないだけなのだ。 藤原新也の『コスモ . . . 本文を読む