一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

映画『瞳の奥の秘密』 ……この作品の前では、誰もが黙り込むしかない……

2011年01月06日 | 映画
エンドロールが終わり、館内が明るくなっても、私はしばらく動けなかった。 それほど、この映画の私に与えた衝撃は大きかった。 すごい作品であった。 派手なアクションシーンがあったワケではない。 目を覆いたくなるほどの残酷なシーンがあったワケでもない。 フィルム・ノワールのようでいて、それとはまったく違う。 話は謎を追ってむしろ淡々と進行してゆく。 だが、ラストに凄い衝撃が待っている。 ……このラストに . . . 本文を読む