一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

近くの里山 ……アマナが咲く丘で、人生を想う……

2020年03月04日 | 近くの里山
己の人生を振り返ったときに、 〈自分の人生で、どの年代が最も幸福であったか……〉 と、考えるときがある。 物心がついた頃には、テレビはおろか、電化製品はほとんどなかった。 外で遊ぶことが主で、すべてが自然と共にあった。 何もなかったが、ある意味、最も幸福な時代であったかもしれない。 10代は、東京オリンピック(1964年)と共に始まった。 初恋があり、本との出逢いがあり、 何もかもが新鮮で . . . 本文を読む