
4月2日(火)
天山山頂や稜線にも春は訪れつつあるが、
まだ花は少ない。
ならば今日は“私の散歩道”で春の花を楽しもうと思った。
そうは言っても、山頂は踏んでおこうと思い、天川登山口より登り始める。

登山道の両側にはまだ冬枯れた風景が広がっているが、

よく観察すると、春の芽生えを見ることができた。



足もとにも、
セントウソウや、

ツクシショウジョウバカマが咲いており、

次第に賑やかになってきている。


天山山頂に到着。

曇ってはいたが、割と遠くまで見渡すことができ、
雲仙、多良山系の山々、

八幡岳の後方の黒髪山系の山々、

うっすらとではあるが、くじゅう連山、

阿蘇山まで眺めることができた。

ギザギザは根子岳。

さあ、“私の散歩道”へ。

まずはマンサク。
花はほとんど終わっていたが、わずかに残っていた花をパチリ。


来年もまた咲いておくれ。

ヤマルリソウはもう八幡岳で見ているが、
標高の高い天山でもヤマルリソウが咲き始めていた。


たくさん咲いていてくれて嬉しい。



八幡岳のヤマルリソウよりも美しいような……

花喉部に小さくて白い、ポツポツ隆起した、真珠のネックレスのような部分がある。
これは、花冠の一部(花冠の一部が変形したもの)で、
花粉を運ぶ昆虫たちに「ここが入り口だよ」と示す形になっているのだが、
(極私的に)この部分こそがヤマルリソウの花のチャームポイントだと思っている。

ゼンマイ、

ジロボウエンゴサクも姿を見せていた。

コガネネコノメソウ、

ユリワサビも数を増やしていた。

コガネネコノメソウとユリワサビのコラボ。

フキノトウの写真を撮っていたら、


コチャルメルソウを発見。

面白い形をした花だ。


“私の散歩道”にもホソバナコバイモの群生地があり、

もうたくさん咲いていた。

ここはおそらくあまり知られてはいない場所。

こんなにたくさん咲いているのに、もったいない。

すべて独り占め。

横を向いていた花を発見。

いいね~

ナガバノスミレサイシンの群生地へ行ってみると、
「咲いてました~」

まだ数輪だけれど、嬉しい。

カッコイイ!

角度を変えてパチリ。

最後に、サ〇ノオの群生地へ。
もうたくさん開花していて、ビックリ。


嬉しくて撮りまくる。



小さくて、

可愛くて、

美しい花。


本日、最も美しかった花。
今日も「一日の王」になれました~


