
年末年始はずっと仕事をしていた。
もちろん、大晦日も元旦も……
ヤスさんも私と同じで、
年末から1月4日まで仕事をしていた。
今日(1月5日)が、二人にとって、今年初めての休み。
数日前より、
「登り初めはどこにしようか……」
と思案し、相談していた。
今年の正月はずっと暖かい日が続いているので、
雪山はイマイチの感じ。
登り初めの山を決めかねていると、
「タクさんが以前仰っていた九州オルレの天草コースはいかがですか?」
と、ヤスさんからメールが届いた。
「おお、イイね~。それにしましょう!」
と即決。
2013年極私的回顧でも述べたように、
今年(2014年)は九州オルレを数多く歩きたいと思っている。
今年の最初の歩き旅を、九州オルレにすることは、
とても意義あることに思えた。
現在、天草には、九州オルレが2コース(維和島コースと松島コース)あり、
検討した結果、山歩きの要素の多い松島コースに決める。

早朝に佐賀を出発し、
天草に着いたのは、午前7時半。
松島コースは、
スタート地点とゴール地点が離れている為、
ゴール地点の遊覧船乗り場近くの駐車場に車を駐め、
バスでスタート地点の知十神社へ移動した。
7:56
知十神社横のスタート地点より出発。
福田酒店と鳥居の間に入って行く。


すると、馬の形をしたカンセと呼ばれている標識があった。
馬の頭の方が進行方向となる。

赤と青のリボンもコースの目印。


木製の矢印もある。
青の矢印は正方向。
赤の矢印は逆方向。
今回、私たちは正方向で歩いているので、
青の矢印にしたがって歩くことになる。

釣りをしている人……と思いきや、
案山子であった。(笑)
オルレコースを歩く人を楽しませようとする地元の方々の思いやりであろうか?

8:08
「御手水の滝」入口にさしかかる。

この滝はオルレには含まれていないが、
遠くにナメ滝が見えたので、行ってみることにする。

8:15
「御手水の滝」に到着。
美しいナメ滝であった。
沢登りをしたら楽しそうな滝であった。
地元の人の話によると、
梅雨の頃には、すごい水量の滝になるとのこと。

路地の向うに海が見えてきた。

九州オルレとは別に、
ここを海抜0mの出発点にし、
ゼロtoゼロの出発点にする。


海沿いに歩いていると、
右側の路地に入るように目印があった。

こんな狭い道を歩くのもオルレの面白さ。

地図では、ただ海沿いを歩くように記してあったが、
この海岸沿いで、まさかの山歩き。(笑)


山道が終わると、また海に出た。
今度こそ、海沿いの道。

やがて、海を離れ、田園地帯へと入って行く。

なかなか雰囲気の良い道。
コースに沿って流れる川には、
コイやフナやスッポンやウナギが棲んでいるとか。

左手には存在感のある岩山が見えた。

目印を探しながら、ゲーム感覚で楽しめるのが、オルレの良いところ。
「いや~、楽しいですね~」
と、ヤスさん。

土手には、ホトケノザが咲いていた。

今日も暖かくて、まるで春のよう。

9:27
山入口にさしかかる。
ここから左折して、山へ入って行く。

本格的な登山道となる。

武雄コースにも山岳コースが含まれていたが、
この松島コースも武雄コースと同じくらい山歩きが楽しめる。

9:51
「千元森嶽」分岐にさしかかる。
オルレの標識は右折となっているが、
「千元森嶽」へ立ち寄ることにする。


しばらく歩くと、「千元森嶽」が見えてきた。
ここから見ると尖った岩山に見える。

段々、近づいてくる。

途中は、けっこう険しい。
ハシゴ場やロープ場もある。

ヤスさん、慎重にクリア。

もうすぐ山頂。

10:03
「千元森嶽」(233m)山頂に到着。


素晴らしい眺めの山である。

点在する島々をズームアップ。

反対側には、次郎丸嶽、太郎丸嶽が見えた。
美しい~

10:10
「千元森嶽」山頂を出発。
10:21
「千元森嶽」分岐より、「千巌山」方面へ歩き出す。
素晴らしい雰囲気の尾根道。
いいね~

10:33
車道に出る。
しばらくは車道歩き。

美しい色の蛾(?)を見つけた。

10:42
ここより左折し、階段を登って、「千巌山」へ。


10:47
「千巌山」(162m)山頂に到着。
三等三角点があった。


ここでも素晴らしい眺め。

展望を楽しみながら、
軽めのランチ。
「こんな景色を眺めながらのランチは最高ですね」
と、ヤスさん。

11:05
「千巌山」山頂を出発。
しばらく下った所にあった展望所には、
「千巌山」と彫られた石碑があった。

ここから左折し、少し下った所に、巨石群があるらしい。

おお~、デカい。

まさに奇岩。

ここから先は、
竹林の中の細い道や、

自然林の中の道を歩き、

平地へ下りてきたら、

菜の花が私たちを迎えてくれた。

温泉マークの石碑に思わず笑ってしまった。

ホテルの敷地内を横切る。
「こんな所も歩くんですね~」
とヤスさん。

市街地になると、
カンセや木製の矢印が設置できない所為か、
ペンキで書かれた矢印が多くなる。
ブロックや、

石や、

コンクリートの道にも描いてあるので、
よく注意しなければならない。

こんな蛇みたいな矢印もあった。(笑)

松島有料道路を横切るときは、
地下道を通った。

12:01
松島展望台に到着。

ここでも美しい展望を楽しむ。

12:04
松島展望台を出発。
海沿いの道へ入って行く。

天草五橋の五号橋(松島橋)が見える場所に出た。

12:11
海に登山靴を浸す。
「千元森嶽」(233m)と「千巌山」(162m)に対するゼロtoゼロ達成。
九州オルレのコースはまだ続く。

釣りをしていたおじさんと、しばし談笑。
明るいおじさんであった。

海を見ながら歩ける素晴らしい道。
だが、もうすぐゴール。
一抹の寂しさ。

ゴール地点が近くなり、駆け出すヤスさん。
突き当りの建物から左折した所にある「龍の足湯」がゴール。

12:25
九州オルレ「天草松島」コースのゴール地点に到着。

「龍の足湯」を見ながら、
「ドラゴン・アッシュですね」
と言ったヤスさん。
おやじギャグにしては、なかなかのもの。
(注)Dragon Ash(ドラゴン・アッシュ)は日本のミクスチャー・ロックバンド。CD総売上は1500万枚以上。

ゴール地点にあったカンセと一緒に、カカポくんの記念写真。

九州オルレ「天草松島コース」を、
4時間半で歩くことができた。
御手水の滝に立ち寄ったり、
「千巌山」山頂でランチしたりしたので、
歩行時間は4時間ほど。
山も海も楽しめる、素晴らしいコースであった。

「天草松島コース」を歩いたことで、
すっかり九州オルレのファンになったヤスさん。
「さあ、次はどのコースを歩きましょうか?」
と意欲満々であった。
帰りに、緑川PAで、天草太刀魚天丼を食した。

すごいボリュームで、ビックリ。
食べきるのに苦労するほどであった。(笑)

今日も「一日の王」になれました~
もちろん、大晦日も元旦も……
ヤスさんも私と同じで、
年末から1月4日まで仕事をしていた。
今日(1月5日)が、二人にとって、今年初めての休み。
数日前より、
「登り初めはどこにしようか……」
と思案し、相談していた。
今年の正月はずっと暖かい日が続いているので、
雪山はイマイチの感じ。
登り初めの山を決めかねていると、
「タクさんが以前仰っていた九州オルレの天草コースはいかがですか?」
と、ヤスさんからメールが届いた。
「おお、イイね~。それにしましょう!」
と即決。
2013年極私的回顧でも述べたように、
今年(2014年)は九州オルレを数多く歩きたいと思っている。
今年の最初の歩き旅を、九州オルレにすることは、
とても意義あることに思えた。
現在、天草には、九州オルレが2コース(維和島コースと松島コース)あり、
検討した結果、山歩きの要素の多い松島コースに決める。

早朝に佐賀を出発し、
天草に着いたのは、午前7時半。
松島コースは、
スタート地点とゴール地点が離れている為、
ゴール地点の遊覧船乗り場近くの駐車場に車を駐め、
バスでスタート地点の知十神社へ移動した。
7:56
知十神社横のスタート地点より出発。
福田酒店と鳥居の間に入って行く。


すると、馬の形をしたカンセと呼ばれている標識があった。
馬の頭の方が進行方向となる。

赤と青のリボンもコースの目印。


木製の矢印もある。
青の矢印は正方向。
赤の矢印は逆方向。
今回、私たちは正方向で歩いているので、
青の矢印にしたがって歩くことになる。

釣りをしている人……と思いきや、
案山子であった。(笑)
オルレコースを歩く人を楽しませようとする地元の方々の思いやりであろうか?

8:08
「御手水の滝」入口にさしかかる。

この滝はオルレには含まれていないが、
遠くにナメ滝が見えたので、行ってみることにする。

8:15
「御手水の滝」に到着。
美しいナメ滝であった。
沢登りをしたら楽しそうな滝であった。
地元の人の話によると、
梅雨の頃には、すごい水量の滝になるとのこと。

路地の向うに海が見えてきた。

九州オルレとは別に、
ここを海抜0mの出発点にし、
ゼロtoゼロの出発点にする。


海沿いに歩いていると、
右側の路地に入るように目印があった。

こんな狭い道を歩くのもオルレの面白さ。

地図では、ただ海沿いを歩くように記してあったが、
この海岸沿いで、まさかの山歩き。(笑)


山道が終わると、また海に出た。
今度こそ、海沿いの道。

やがて、海を離れ、田園地帯へと入って行く。

なかなか雰囲気の良い道。
コースに沿って流れる川には、
コイやフナやスッポンやウナギが棲んでいるとか。

左手には存在感のある岩山が見えた。

目印を探しながら、ゲーム感覚で楽しめるのが、オルレの良いところ。
「いや~、楽しいですね~」
と、ヤスさん。

土手には、ホトケノザが咲いていた。

今日も暖かくて、まるで春のよう。

9:27
山入口にさしかかる。
ここから左折して、山へ入って行く。

本格的な登山道となる。

武雄コースにも山岳コースが含まれていたが、
この松島コースも武雄コースと同じくらい山歩きが楽しめる。

9:51
「千元森嶽」分岐にさしかかる。
オルレの標識は右折となっているが、
「千元森嶽」へ立ち寄ることにする。


しばらく歩くと、「千元森嶽」が見えてきた。
ここから見ると尖った岩山に見える。

段々、近づいてくる。

途中は、けっこう険しい。
ハシゴ場やロープ場もある。

ヤスさん、慎重にクリア。

もうすぐ山頂。

10:03
「千元森嶽」(233m)山頂に到着。


素晴らしい眺めの山である。

点在する島々をズームアップ。

反対側には、次郎丸嶽、太郎丸嶽が見えた。
美しい~

10:10
「千元森嶽」山頂を出発。
10:21
「千元森嶽」分岐より、「千巌山」方面へ歩き出す。
素晴らしい雰囲気の尾根道。
いいね~

10:33
車道に出る。
しばらくは車道歩き。

美しい色の蛾(?)を見つけた。

10:42
ここより左折し、階段を登って、「千巌山」へ。


10:47
「千巌山」(162m)山頂に到着。
三等三角点があった。


ここでも素晴らしい眺め。

展望を楽しみながら、
軽めのランチ。
「こんな景色を眺めながらのランチは最高ですね」
と、ヤスさん。

11:05
「千巌山」山頂を出発。
しばらく下った所にあった展望所には、
「千巌山」と彫られた石碑があった。

ここから左折し、少し下った所に、巨石群があるらしい。

おお~、デカい。

まさに奇岩。

ここから先は、
竹林の中の細い道や、

自然林の中の道を歩き、

平地へ下りてきたら、

菜の花が私たちを迎えてくれた。

温泉マークの石碑に思わず笑ってしまった。

ホテルの敷地内を横切る。
「こんな所も歩くんですね~」
とヤスさん。

市街地になると、
カンセや木製の矢印が設置できない所為か、
ペンキで書かれた矢印が多くなる。
ブロックや、

石や、

コンクリートの道にも描いてあるので、
よく注意しなければならない。

こんな蛇みたいな矢印もあった。(笑)

松島有料道路を横切るときは、
地下道を通った。

12:01
松島展望台に到着。

ここでも美しい展望を楽しむ。

12:04
松島展望台を出発。
海沿いの道へ入って行く。

天草五橋の五号橋(松島橋)が見える場所に出た。

12:11
海に登山靴を浸す。
「千元森嶽」(233m)と「千巌山」(162m)に対するゼロtoゼロ達成。
九州オルレのコースはまだ続く。

釣りをしていたおじさんと、しばし談笑。
明るいおじさんであった。

海を見ながら歩ける素晴らしい道。
だが、もうすぐゴール。
一抹の寂しさ。

ゴール地点が近くなり、駆け出すヤスさん。
突き当りの建物から左折した所にある「龍の足湯」がゴール。

12:25
九州オルレ「天草松島」コースのゴール地点に到着。

「龍の足湯」を見ながら、
「ドラゴン・アッシュですね」
と言ったヤスさん。
おやじギャグにしては、なかなかのもの。
(注)Dragon Ash(ドラゴン・アッシュ)は日本のミクスチャー・ロックバンド。CD総売上は1500万枚以上。

ゴール地点にあったカンセと一緒に、カカポくんの記念写真。

九州オルレ「天草松島コース」を、
4時間半で歩くことができた。
御手水の滝に立ち寄ったり、
「千巌山」山頂でランチしたりしたので、
歩行時間は4時間ほど。
山も海も楽しめる、素晴らしいコースであった。

「天草松島コース」を歩いたことで、
すっかり九州オルレのファンになったヤスさん。
「さあ、次はどのコースを歩きましょうか?」
と意欲満々であった。
帰りに、緑川PAで、天草太刀魚天丼を食した。

すごいボリュームで、ビックリ。
食べきるのに苦労するほどであった。(笑)

今日も「一日の王」になれました~

