一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

「春風亭昇太・林家たい平 二人会」(武雄市文化会館) ……贅沢な時間……

2019年02月16日 | 読書・音楽・美術・その他芸術


私がいつも利用している武雄市立図書館の隣にある武雄市文化会館で、
2月13日(水)、「春風亭昇太・林家たい平 二人会」が開催された。
宝くじ文化公演ということで格安料金(2000円)であったし、
落語は嫌いではないので、行ってみることにした。






春風亭昇太、林家たい平の他、
林家たい平の一番弟子の林家あずみ、
江戸曲ごまの三増れ紋、
そして、ポスターには記載されていなかったが、
春風亭昇太の弟子の春風亭昇咲も出演しており、
計5名による公演であった。


「笑点」の人気メンバーということで、
「笑点」グッズがたくさん売られていた。








私は、
立川談志や3代目古今亭志ん朝のような通好みの落語家はあまり好きではなくて、
観客に緊張を強いるのではなく、
(何も話さなくても)ただそこに座っているだけで笑わせてくれるような落語家が好きで、
若い頃は、春風亭柳昇(1920~2003)が好きだった。
冒頭で必ず言うセリフが、
「わたくしは、春風亭柳昇と申しまして、大きなことを言うようですが、今や春風亭柳昇と言えば、我が国では…(沈黙)、わたし一人でございます…」
というもので、
「我が国では」の後の沈黙で、もう観客が笑い出すことが多かった。
この春風亭柳昇の弟子が春風亭昇太で、
この動画にも、若き日の春風亭昇太が映っている。
(「わらべ」という3人組の「たまえ」を演じていた高橋真美も懐かしい)


武雄公演では、

春風亭昇咲
林家あずみ
林家たい平
(休憩)
三増れ紋
春風亭昇太

の順で出演し、約2時間、爆笑の連続であった。
林家たい平の弟子の林家あずみは美しい人で、(コラコラ)
三味線漫談家。




公演後、林家あずみのインスタグラムを見ると、
次のように記されていた。

一昨日、昨日と2日間泊まりで佐賀県におりました。
一昨日は佐賀県武雄市で、
昨日は佐賀県鳥栖市で、昇太 たい平2人会に出演させていただきました。
れ紋姉さんも一緒で楽しかったです。
2日目の鳥栖市に移動するまでに少し時間がありましたので、
師匠の散歩について行かせていただきました。
神社や、


バルーンミュージアムや、


味のあるお店構えの絶品肉まんを堪能し、

(※この肉まん屋さんは私もよく買いに行く店である。タク)


久しぶりに仕事先でその土地を楽しむ事が出来ました。
いつも、色んな所に行かせていただきますが、
新幹線や飛行機で到着したら、そのまま車で会場に向かい、
終演後もすぐに車で新幹線や飛行機乗り場に向かい東京に帰るので、
今回はとっても贅沢な時間をいただけて嬉しかったです。



「春風亭昇太・林家たい平 二人会」は、
私にとっても“贅沢な時間”であった。
今日も一日の王になれました~


この記事についてブログを書く
« バレンタインデー ……小松菜... | トップ | 天山 ……雪も降っていないし... »