一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

紅葉が始まった作礼山 ……誰もいない森の中をさまよい歩き、深秋を楽しむ……

2024年11月09日 | 作礼山


11月8日(金)

今年(2024年)は、9月になっても10月になっても、暑い日が続いた。
秋の訪れが遅かった。
なので、近くの山々の紅葉も遅れ気味だ。
本来なら、作礼山はこの時期、紅葉に染まっている筈なのだが……
様子見がてら行ってみることにした。

ゆっくり歩き出す。
木漏れ日が美しい。


この辺りはまだ色づいていない。


だが、見上げると、金色に染まっている葉もあった。




池に着くと、池の周囲の木々が紅葉していた。




青空に映える。






真っ赤に紅葉した木もあった。




水鳥が一羽、水面に浮かんでいた。


池の周りだけでも紅葉がけっこう楽しめる。




でも、作礼山の紅葉はまだ始まったばかり。


緑の葉や、黄色の葉も多い。


池を離れて、紅葉狩りへ。
今日は山頂を目指さず、紅葉に特化した山歩きをしようと思う。




真っ赤にはなっていないけれど、なかなか好い。




このくらいの染まり具合が、派手さがなくて、ちょうど好いのかもしれない。




十分に楽しめる。




昔は紅葉を見るために遠くの山まで遠征したりしたものだが、
近くの山でもこれだけの紅葉を見ることができるのだ。


なんと幸せなことだろう。




喬木の紅葉。


いいね~


足もとには、
アキノキリンソウや、


キッコウハグマも咲いている。


オタカラコウがまだ咲いていたので、ビックリ。


でも、センブリはさすがに花期を終えていた。


ミヤマシキミの赤い実を見ながら、さらに森の奥へ。


近年は、ヤマップ族が取り付けた標識だらけになってしまった(興覚めの)作礼山だが、
まだヤマップ族の入らない(標識のない)森もある。
そんな森を探して、私はさまよい歩く。






そして、美しい紅葉を堪能する。






私は、天山、作礼山、八幡岳、鬼ノ鼻山は我が家の庭だと思っている。




思うだけなら自由なので、
1円もかけずに私はこの広大な紅葉の森を所有していることになる。






なんという贅沢。






今日も紅葉を存分に楽しむことができた。




今日も「一日の王」になれました~

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