
大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が、
一昨日(11月19日)発表されたのだけれど、
見たい、聴きたい歌手は、
あいみょん、MISIA、緑黄色社会など、数人(数組)しかおらず、
ILLIT、tuki.、LE SSERAFIM、Omoinotake、TOMORROW X TOGETHERなど、
「誰やねん!」
と、思わず叫んでしまいそうな知らないグループがぞろぞろ出場するので、
(一応録画はすると思うけれど)今年も観ることなく寝てしまうだろう。(笑)
そこで、
極私的に「紅白歌合戦」の出場歌手と曲目を勝手に選考し、
対決させてみたら面白いのではないだろうか……と考え、
「登山レポ」と「ブックレビュー」を書く合間に、
このブログで、1日につき1組ずつ対戦させていこうと思った。
これはあくまでも私自身が楽しむための選考で、(当然のことながら昔の歌手が多くなる)
他人がどう思おうと関係なく、時代も年代も関係なく、生きている歌手も亡くなっている歌手も関係なく、私自身が見たい聴きたい歌手、曲目を選考する。
私が懐かしく思い出し、聴きたいのは、
私が小学校高学年から中学時代の1960年代後半(昭和40年代前半)の曲が多いので、
現在若い人に人気の(1970年代以降の)シティ・ポップ等はあまり出てこないと思う。
私が中学生の頃に憧れた(私にとっての)お姉さん世代の女性歌手を中心に選ぶので、
白組の男性歌手の方は、あくまでも“付け足し”である。(コラコラ)
それでも当時気に入っていた曲の中から選ぶので、“付け足し”は言い過ぎかもしれない。
あくまでも主役は紅組の女性歌手の方だということだ。
では、早速、私自身のための第1回「一日の王」紅白歌合戦を始めたいと思う。
対戦1組目は、「ブルー」対決。(これまでの対戦はコチラから)
紅組は、いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」。

白組は、ブルー・コメッツ「ブルー・シャトウ」。

私が初めて買ったレコードが「いしだあゆみ」のものだった。

当時、「ブルー・ライト・ヨコハマ」だけではなく、
「太陽は泣いている」「涙の中を歩いてる」などのレコードも持っていた。
なので、大ヒットした「ブルー・ライト・ヨコハマ」を聴くと、
当時のことが瞬時に思い出されてくる。

ブルー・コメッツは、1960年代に一世を風靡したグループ・サウンズの1つで、
「グループ・サウンズ=不良」のイメージが強かった60年代当時、
数多のグループ・サウンズの中でザ・ワイルドワンズと共にNHKへの出演が許され、
NHK紅白歌合戦に第17回(1966年)から3回連続で出場している。
これは、他のグループ・サウンズよりも圧倒的に音楽的水準が高かったことと、
外見が、短髪でスーツ姿であったことが評価されたからと思われる。
「ブルー・シャトウ」は、1967年3月15日に発売され、
レコード売上150万枚(1968年時点)の同グループ最大のヒット曲となり、
第9回日本レコード大賞を受賞した。
だが、私個人としては、前年(1966年)に発売された「青い瞳」の方が好きだった。
ドラムスのジャッキー吉川(1938年8月1日~2020年4月20日)享年81歳
ベースの高橋健二(1938年7月9日~2021年7月13日)享年83歳
フルート、サックス、ボーカルの井上忠夫(井上大輔)(1941年9月13日~2000年5月30日)享年58歳
の3名はすでに亡くなっており、
存命オリジナルメンバーは小田啓義(オルガン、キーボード)・三原綱木(ギター・ボーカル)の2名を残すのみとなった。

※いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」。1968年(昭和43年)12月発売。
※ブルー・コメッツ「ブルー・シャトウ」。1967年(昭和42年)3月発売。