一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

美しき冬の縦走路……「雷山・井原山」

2008年01月27日 | 山岳会時代の山行
今年最初の月例山行。
マイクロバスに乗って登山口に向かった参加者は21名。
各自登ってきた者3名。
今回は、日頃よく登っている山ということで、皆どことなくリラックスしていた。
Aコースは、長野峠~雷山~井原山~新村分岐~三瀬峠。
Bコースは、古場岳登山口~井原山~新村分岐~三瀬峠。
私はAコースを選択。

A班は長野峠でマイクロバスを降りた。
B班はこれから古場岳登山口へ向かう。


8:15
A班、長野峠の登山口より出発する。


冬は花が少なく、色彩に乏しいが、赤い木の実などが登山者の目を楽しませてくれる。


しばらくは植林帯の急坂が続く。


ちょっと藪こぎみたいな所もあって、なかなか楽しい。


9:12
約1時間で、アンテナ基地に着く。
周囲は広大な放牧場で、枯れ野原が美しい!


急坂を登り、葉の落ちた灌木帯の間を抜けると雷山山頂が近づいてくる。


9:45
雷山山頂。
長野峠から1時間半かかっての到着。


山頂からは、いくつにも重なった山々が、まるで墨絵のように美しく見えた。


9:55
井原山に向かって、雷山山頂を出発する。
美しい縦走路が続く。


所々に雪が残っていて、太陽の光を受けて輝いていた。


樹林帯を抜けると、展望がひらける場所があって、遠くの井原山が見えた。


雷山・井原山の縦走路では、ブナの木が圧倒的な存在感を示していた。


洗谷分岐を通過。


縦走路には霜柱が多かった。


11:24
井原山山頂。
雷山から約1時間半で到着。


山頂にB班の姿はなく、B班は三瀬峠に向かったものと判断して昼食にする。
山頂からちょっと下った小広場で昼食。
そのとき、三瀬峠から登ってきたI氏が、「B班には会わなかった」とA班に報告。
「B班はどこ?」とちょっとした騒ぎに……。
しばらく後に連絡がつき、B班は井原山に早く着いたので、水無ルートを往復していたとのこと。
B班の消息が分かり、ホッと胸をなで下ろす。


12:25
井原山山頂を出発。
12:30
水無分岐でB班と合流。
再会を喜び合う。(笑)


ここから先も美しい縦走路が続く。


新村分岐通過。


14:02
三瀬峠。
井原山から1時間37分かかっての到着。
長野峠から三瀬峠までの歩行時間は、約4時間40分。
本当にお疲れ様でした!
でも、冬の散歩道という感じの美しい縦走路だったので、皆さん、それほど疲れは感じなかったんじゃないかな?


今日は、期待した雪山ではなかったけれど、青空の下、気持ちのイイ山歩きができました。


来月の月例山行は、「中岳(九重)」。
では、2月17日(日)に、霧氷の下で、お逢いしましょう!

この記事についてブログを書く
« からつ労山・第21回定期総会 | トップ | 映画『シルク』で、美の世界... »