一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……オオキツネノカミソリ、マツムシソウ、モウセンゴケの花が咲き始めた……

2015年07月26日 | 天山・彦岳
台風12号が接近中の佐賀県であったが、
今日の午前中は「晴れ」の予報だったので、
早朝より行動開始し、天山へ。
まず訪れたのは、オオキツネノカミソリの群生地。
「えっ、天山にオオキツネノカミソリの群生地があるの?」
と思った方は、コチラコチラを参照。

春には「葉」しか見ていないので、
「花」を見るまでは心配であったが、
果たして、咲き始めてくれていた。
嬉しい。(笑)


天山のオオキツネノカミソリ、いいね~


美しい~


これからどんどん数を増していくことだろう。


第二群生地へも行ってみた。
井原山の水無渓谷に似た雰囲気であるが、


こちらはまだ花は見られなかった。


まだ蕾の段階で、井原山や多良岳などに比べ、かなり遅れている。
井原山や多良岳などでは7月下旬から8月上旬にかけて咲くが、
天山のオオキツネノカミソリのピークは8月中旬頃かもしれないと思った。


オオキツネノカミソリの群生地を後にし、
天山山頂へ登って行く。
途中、美しい鳥の羽根を見つけた。




天山山頂に到着。
今日もカスケードくんと登ってきた。


山頂には誰もいなかったし、
稜線散歩している間も誰にも会わなかった。
皆さん、やはり台風を心配して登って来なかったのかな?
おかげで天山を独り占め。
展望もまずまず。


雲仙も見えるし、


多良山系もバッチリ。


こうして見ると、経ヶ岳や多良岳がはっきり判るよね。


反対側の脊振山系もよく見えた。


では、稜線散歩で出逢った花々を紹介しよう。
まずはコオニユリ。
蕾が多かったが、唯一咲いていたのが、これ。
コオニユリには青空がよく似合う。


カワラナデシコが咲いていた。
嬉しい。


ハンカイソウはやや盛りを過ぎた感じ。
でも、この花が咲いていると、「夏ぅ~」って感じ。


脊振山系を背景にしてパチリ。
ハンカイソウにアゲハチョウが……


ねっ。


開花したノギラン。
美しい~


と思ったら、サボテンのようにたくさん咲いていた。(笑)


シギンカラマツは山頂付近でも見られるようになってきた。


カキランがまだ咲いていた。


いいね~


テリハアカショウマや、


キュウシュウコゴメグサも咲いている。


ホソバシュロソウとテントウムシ。


ノイバラや、


オトギリソウもたくさん咲いていた。


サイヨウシャジンの白花っぽい花。


オミナエシや、


サワヒヨドリなどの花も咲き始めていた。


嬉しかったのは、モウセンゴケの花。


今年も逢うことができた。
嬉しい~


ヒメキンミズヒキも咲き始めていた。


ホソバノヤマハハコも順調に成長している。


そして、今日一番の出逢いは、この花。
マツムシソウ。


蕾はたくさん見かけたが、


開花した花がなかったので、懸命に探してみると、
「あった~」
まだ半分しか開花していなかったが、
今年の初見。
天山にマツムシソウの季節がやってきた~


今日の天山壁。


今日も「一日の王」になれました~


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