一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……単独行としての「登り納め」はいつもの山で……

2011年12月29日 | 天山・彦岳
年末年始は(もちろん元旦も)仕事なので、
今日が、私にとっての年内最後の休日。
母に会いに佐世保に行くことになっているが、
その前に、山にも登りたい。(笑)
25日(日)に平六さんと忘年登山で雲仙に行ったが、
今回は「ひとりで行く山」としての「登り納め」。(笑)
登山に費やせる時間は、朝の2時間くらいしかない。
となれば、やはり天山。
花の時期も終わり、
寒いだけの(一般の人にとっては)魅力のない山になってしまった天山には、
登る人はほとんどいないだろう。
静かな山で、一年を振り返ろうと思う。

上宮駐車場に到着。
予想通り、一台の車もない。
シメシメ。(笑)


上宮の池は氷結していた。


なんだか嬉しい。(笑)


池に入り込む水が、ミニ氷瀑と化していた。
これも、なんだか嬉しい。(笑)


雪も所々に残っている。


ひとりの山
ひとりの時間。
ゆっくり登って行く。


ひとりで歩くと、
普段、気にもしないようなものに目がいく。


美は細部に宿る。



あめ山分岐を通過。


天山方面へ少し登って、振り返る。
ややガスっており、あめ山が霞んで見える。


足許には霜柱が……


天山山頂に到着。
やはり誰もいない。


稜線歩きをする。




本日の「天山北壁」。(笑)






今年、天山には、麓から何度も登った。
昨年までの天山とは一味違う天山を、たくさん味わうことができた。
来年、天山はどんな姿を私に見せてくれるだろう。


再び山頂に戻るも、やはり山頂には誰もいなかった。
下山路でも誰にも会わなかった。


※明日もブログ更新(「2011年・極私的回顧」)予定。

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