
【木曜日は定休日】というHPを運営されている福岡県在住のhirokoさんから、長崎県在住のそよかぜさんに、「木曜日にどこかの山に一緒に登りましょう」とのお誘いがあったそうだ。
12日(木)の週間天気予報は傘マークだった。
そこで、そよかぜさんは、福岡と長崎の中間地点である佐賀県の武雄あたりの低山を登ろうと考えた(んだと思う)。
「あの辺りには、タクさんお奨めのお店もあった筈……」
雨の降る日は、低山を逍遙して、美味しい店で昼ごはん……というアイデアが浮かんだ(に違いない)。
「そうだ、タクさんは木曜日に休みを取っているみたいだからタクさんも誘ってみよう」とそよかぜさんは考えた(のではないだろうか?)。
で、そよかぜさんから私に、お誘いメールが届いた。
木曜日は映画に行くことが多いのだが、最近はあまり見たい映画がなかった。
それにそよかぜさんのお誘いだ……行かねばなるまい。
すぐにOKメールを送った。
当日のスケジュールは私が組むことになったので、山は【御船山】、昼ごはんは【工房わらべ】に決めた。
雨が降ったら、短い時間で登ることができる御船山がイイだろう。
工房わらべは、正午から2時頃までは混雑する店なので、開店(11時)と同時に入店した方が、待たずに食べられる。
ところが……
雨の予報だった今日の天気は、晴れ。
またしても私の日頃の行いの良さが晴天を招き寄せた。(そうなのか?)
集合場所の武雄図書館横の駐車場に現れた
そよかぜさん、
hirokoさん、
クラッカーさん、
bambooさん、
の4人は、なんだか登山意欲満々。
「ゆっくり登っても往復1時間ほどの御船山だけじゃ物足りないのではないだろうか?」
と心配しつつ、登山口である御船ヶ丘梅林に歩を進める。
梅の花はほとんどが散っていたが、私たちの訪れを待っていてくれたのか、数本の木にまだ花が残っていた。

登山口から登り始めると、サツマイナモリの群落が私たちを出迎えてくれた。
ここのサツマイナモリは、大きくて、形が良くて、上を向いて咲いているので、ちょっとビックリした。
こんな堂々としたサツマイナモリはあまり見たことがない。

25分ほど急坂を登りつめ、山頂へ。
皆さん、余裕の表情です。

この御船山は207.4mの低山なのだが、眺めはすこぶる良い。
北に目を向けると、台形の形をした柏岳と、その向こうに八幡岳が見える。

右に目を転じると、天山(奥に見える山)と鬼ノ鼻山・聖岳(右の山地)が、

さらに右に目を転ずると、遙か彼方に雲仙岳を拝むことができる。

その右には、経ヶ岳。
手前に形の良い唐泉山なども見えた。

御船山山頂で展望を楽しみ、梅林に戻ってくると、皆さんやはり歩き足りない様子。
それではと、柏岳登山を追加する。
11時に予約していた工房わらべに電話を入れ、13時に予約を変更してもらった。
そして車に戻り、さっそく柏岳の登山口にむかった。
柏岳の登山口は円応寺というお寺の中にあり、美しい桜並木を登りつめたところに駐車場がある。

円応寺の山門は、風格があり、美しい。
この山門の手前を屏に沿って左に回り込むと、山頂に至る登山道がある。

距離的には短いが、歩き応えのある登山道を登り、柏岳山頂へ。
四等三角点と可愛い標識が出迎えてくれる。

山頂で、bambooさんからリンゴを、そよかぜさんからチョコレートを、クラッカーさんから蒟蒻ゼリーを頂いた。
hirokoさんからは集合場所の駐車場であらかじめ袋に入ったおやつセットを頂いていた。
みなさん、ありがとうございました。
山頂で小休止した後、散策路を周回することにした。
この柏岳は200mちょっとの低山だが、驚いたことに、山頂部には雰囲気の良い森があるのだ。

途中、展望が得られる場所があり、そこからは先程登ってきた御船山が見えた。
この角度から見る御船山は珍しいと思う。

日当たりが良いせいか、スミレがたくさん咲いていた。
これはシハイスミレ。

これはコスミレ。
スミレを見ていると、春の訪れを感じる。

帰路は、長い丸太階段をを下り、内ノ子池に出た。
この池の傍の斜面に、いろんな花が咲いていて、皆熱心に写真を撮っていた。

ことにオドリコソウは群落と言っていいほどたくさん咲いていた。

池の堤防を通って車道に出て左折、しばらく歩くと右側に源頼朝の伝説がある鎌倉水が見えてくる。
源頼朝が壇ノ浦の戦いで 武雄神社に戦勝祈願し、平家滅亡後、武臣が御教書を下しお礼の参拝に行ったとき、源氏の祖である清和天皇ゆかりの柏姫の墓陵にも参拝し、ここの浄水をたむけたとのこと。
以後この水を「鎌倉水」と呼ぶようになったそうだ。
800年を経た今日でも、絶えることなく、美しい清水がこんこんと湧き出ている。

円応寺に戻ってくる。
鳥居型石門の向こうに御船山が見えた。
ここから見ると、猫の耳みたいだ。

振り返ると、桜並木と、その向こうに柏岳。
桜の咲く頃に来たら、桜のトンネルを見ることができるだろう。

この桜並木の下には、シロバナタンポポや、

ヒメウズが咲いていた。
ヒメウズは小さくて清楚な花。
白いが、ほんのり紫色を帯びている。
少女が頬を染めているようだ。

ウマノアシガタの光沢を帯びた黄色い花を見ていると、フクジュソウを思い出すよ、私は。

この後は、待ちに待った昼ごはん。
工房わらべに向かう。
駐車場は、平日だというのにほぼ満車に近い状態。
本当に人気の店だ。
13時より前に着いたので、しばし待つことに……
結果的に、これが良かった。
待つ間、お店の周囲を散策したり、隣接するギャラリーなどを見ることができたからだ。
古民家を移築したという工房わらべは、実に雰囲気の良い場所にある。

散策していたら、ヒメオドリコソウに出逢った。

ギャラリーにはオーナーの宮原さんが蒐集した古裂(こぎれ)が展示してある。

お店の二階には、なんと多くの人形が……
女性陣は大喜び。
熱心に見入っていた。
いや、「魅入っておられた」と言うべきか。

そうこうしているうちに、席が空き、いよいよ極上昼ごはん。
日替わり定食1000円。
いつ食べても、本当に美味しい!
皆さんにも満足して頂けた様子。
ヨカッタ、ヨカッタ。
皆さんとお話もたくさんできました。

心もお腹も満たされた贅沢な一日でした。
そよかぜさん、
hirokoさん、
クラッカーさん、
bambooさん、
皆さんのお陰で、今日も「一日の王」になれました~
ありがと~

12日(木)の週間天気予報は傘マークだった。
そこで、そよかぜさんは、福岡と長崎の中間地点である佐賀県の武雄あたりの低山を登ろうと考えた(んだと思う)。
「あの辺りには、タクさんお奨めのお店もあった筈……」
雨の降る日は、低山を逍遙して、美味しい店で昼ごはん……というアイデアが浮かんだ(に違いない)。
「そうだ、タクさんは木曜日に休みを取っているみたいだからタクさんも誘ってみよう」とそよかぜさんは考えた(のではないだろうか?)。
で、そよかぜさんから私に、お誘いメールが届いた。
木曜日は映画に行くことが多いのだが、最近はあまり見たい映画がなかった。
それにそよかぜさんのお誘いだ……行かねばなるまい。
すぐにOKメールを送った。
当日のスケジュールは私が組むことになったので、山は【御船山】、昼ごはんは【工房わらべ】に決めた。
雨が降ったら、短い時間で登ることができる御船山がイイだろう。
工房わらべは、正午から2時頃までは混雑する店なので、開店(11時)と同時に入店した方が、待たずに食べられる。
ところが……
雨の予報だった今日の天気は、晴れ。
またしても私の日頃の行いの良さが晴天を招き寄せた。(そうなのか?)
集合場所の武雄図書館横の駐車場に現れた
そよかぜさん、
hirokoさん、
クラッカーさん、
bambooさん、
の4人は、なんだか登山意欲満々。
「ゆっくり登っても往復1時間ほどの御船山だけじゃ物足りないのではないだろうか?」
と心配しつつ、登山口である御船ヶ丘梅林に歩を進める。
梅の花はほとんどが散っていたが、私たちの訪れを待っていてくれたのか、数本の木にまだ花が残っていた。

登山口から登り始めると、サツマイナモリの群落が私たちを出迎えてくれた。
ここのサツマイナモリは、大きくて、形が良くて、上を向いて咲いているので、ちょっとビックリした。
こんな堂々としたサツマイナモリはあまり見たことがない。

25分ほど急坂を登りつめ、山頂へ。
皆さん、余裕の表情です。

この御船山は207.4mの低山なのだが、眺めはすこぶる良い。
北に目を向けると、台形の形をした柏岳と、その向こうに八幡岳が見える。

右に目を転じると、天山(奥に見える山)と鬼ノ鼻山・聖岳(右の山地)が、

さらに右に目を転ずると、遙か彼方に雲仙岳を拝むことができる。

その右には、経ヶ岳。
手前に形の良い唐泉山なども見えた。

御船山山頂で展望を楽しみ、梅林に戻ってくると、皆さんやはり歩き足りない様子。
それではと、柏岳登山を追加する。
11時に予約していた工房わらべに電話を入れ、13時に予約を変更してもらった。
そして車に戻り、さっそく柏岳の登山口にむかった。
柏岳の登山口は円応寺というお寺の中にあり、美しい桜並木を登りつめたところに駐車場がある。

円応寺の山門は、風格があり、美しい。
この山門の手前を屏に沿って左に回り込むと、山頂に至る登山道がある。

距離的には短いが、歩き応えのある登山道を登り、柏岳山頂へ。
四等三角点と可愛い標識が出迎えてくれる。

山頂で、bambooさんからリンゴを、そよかぜさんからチョコレートを、クラッカーさんから蒟蒻ゼリーを頂いた。
hirokoさんからは集合場所の駐車場であらかじめ袋に入ったおやつセットを頂いていた。
みなさん、ありがとうございました。
山頂で小休止した後、散策路を周回することにした。
この柏岳は200mちょっとの低山だが、驚いたことに、山頂部には雰囲気の良い森があるのだ。

途中、展望が得られる場所があり、そこからは先程登ってきた御船山が見えた。
この角度から見る御船山は珍しいと思う。

日当たりが良いせいか、スミレがたくさん咲いていた。
これはシハイスミレ。

これはコスミレ。
スミレを見ていると、春の訪れを感じる。

帰路は、長い丸太階段をを下り、内ノ子池に出た。
この池の傍の斜面に、いろんな花が咲いていて、皆熱心に写真を撮っていた。

ことにオドリコソウは群落と言っていいほどたくさん咲いていた。

池の堤防を通って車道に出て左折、しばらく歩くと右側に源頼朝の伝説がある鎌倉水が見えてくる。
源頼朝が壇ノ浦の戦いで 武雄神社に戦勝祈願し、平家滅亡後、武臣が御教書を下しお礼の参拝に行ったとき、源氏の祖である清和天皇ゆかりの柏姫の墓陵にも参拝し、ここの浄水をたむけたとのこと。
以後この水を「鎌倉水」と呼ぶようになったそうだ。
800年を経た今日でも、絶えることなく、美しい清水がこんこんと湧き出ている。

円応寺に戻ってくる。
鳥居型石門の向こうに御船山が見えた。
ここから見ると、猫の耳みたいだ。

振り返ると、桜並木と、その向こうに柏岳。
桜の咲く頃に来たら、桜のトンネルを見ることができるだろう。

この桜並木の下には、シロバナタンポポや、

ヒメウズが咲いていた。
ヒメウズは小さくて清楚な花。
白いが、ほんのり紫色を帯びている。
少女が頬を染めているようだ。

ウマノアシガタの光沢を帯びた黄色い花を見ていると、フクジュソウを思い出すよ、私は。

この後は、待ちに待った昼ごはん。
工房わらべに向かう。
駐車場は、平日だというのにほぼ満車に近い状態。
本当に人気の店だ。
13時より前に着いたので、しばし待つことに……
結果的に、これが良かった。
待つ間、お店の周囲を散策したり、隣接するギャラリーなどを見ることができたからだ。
古民家を移築したという工房わらべは、実に雰囲気の良い場所にある。

散策していたら、ヒメオドリコソウに出逢った。

ギャラリーにはオーナーの宮原さんが蒐集した古裂(こぎれ)が展示してある。

お店の二階には、なんと多くの人形が……
女性陣は大喜び。
熱心に見入っていた。
いや、「魅入っておられた」と言うべきか。

そうこうしているうちに、席が空き、いよいよ極上昼ごはん。
日替わり定食1000円。
いつ食べても、本当に美味しい!
皆さんにも満足して頂けた様子。
ヨカッタ、ヨカッタ。
皆さんとお話もたくさんできました。

心もお腹も満たされた贅沢な一日でした。
そよかぜさん、
hirokoさん、
クラッカーさん、
bambooさん、
皆さんのお陰で、今日も「一日の王」になれました~
ありがと~



名探偵コナンよろしく、推理してくださったようですね~
でも、お天気は良すぎでしたね。
でも、
またお付き合いくださいね。
昨日は楽しい一日をありがとうございました。
久しぶりに近くの低山に登り、里山の良さを再認識いたしました。
春の花もたくさん咲いていて、春を満喫した感じです。
工房わらべの昼ごはん、本当に美味しかったですね
あの場所には、なんだかゆったりとした時間が流れているような気がします。
「登山だけだったら、あまりお話もできずにお別れしてしまうけど、こうして登山の後にお店で食事をすると、たくさんお話ができてイイですね~」
と仰ってしたhirokoさんの言葉が印象に残っています。
登山と美味しい店での昼食……またいつか実行しましょう
厚かましくも 最近 一人歩きが淋しく
お忙しいそよかぜさん とは知りつつ メールを致しました。
予報ではお天気も悪く ご予定はないとのことでした。
が、(*^_^*)
数分後 「山 集合場所 参加者」がメールで 届きました。
「心苦しい」と 思いつつも 大変 嬉しいメールでした。
「御船山」「柏岳」歴史のある山
歩きながらの お花の名前
お優しいオーナーさんの 定食
そして、ギヤラリー ずっと、座ってても 飽きない 思いでした。
温泉館でも、お話ししました。
日頃は なかなか、ご一緒 叶いませんが
今日は ホント お陰様で 素敵な「木曜日」でした。
ありがとうございました。
皆さんの楽しそうな姿が嬉しいですね。^^
天気予報が外れてこれまた嬉しい誤算
山の追加、予約の変更、いつもながらの素早い対応がさすがです(^^)
ただただそよ風さんから「御船山に登るけど御一緒しませんか」と云うメールをもらい二つ返事で「ありがとう」でした。続く「食事とお風呂付きになるでしょう」に、タクさんの名前があったので、いつかブログで紹介されていた”工房わらべ”でランチが食べられるかもしれないと勝手に一人で盛上がりました
やっぱり予感は的中!
武雄の街並みは、子供が幼い頃家族4人で川沿いの古びた旅館に泊まった頃からすると随分変貌していました。当時珍しかったお茶飴に感激した私です。
これから高速道路で抜ける時、眺めるだけでなく御船山の木や風など佇まいを想像できることが嬉しいですね
hirokoさんとは、昨年の三俣山以来でしたね。
お久しぶりでした。
hirokoさんがそよかぜさんに、
「木曜日にどこかの山に一緒に登りましょう」
とメールを送って頂いたお陰で、クラッカーさんやbambooさんや私もお仲間に入れて頂き、12日は楽しい一日になりました
ありがとうございました。
登山だけでなく、お店での食事や温泉などで、たくさんお話ができて、本当に良かったです。
春の里山だからこそ、このようにゆったりとした一日が過ごせたのかもしれません。
12日は、袋に入ったおやつセットまで頂き、そのお心遣いに感激しました。
ありがとうございました。
また御一緒しましょう
こんばんは、招き猫です。
コラ~
招き猫とちゃう。
誰が招き猫やねん、
ほんまにもう、
れっきとした人間ですぅ~
「御船山に行ったことある?」
と或る人に訊いたら、
「はい、あります」
と答えました。
「本当に登った?」
と再度訊いたら、
「えっ、登る? 御船山って庭園でしょ?」
とその人は答えたのでした。
御船山は、庭園ではないですよ~
山です、山
予感的中して良かったですね
「工房わらべ」
なかなかだったでしょう
ロケーションも、
お店の雰囲気も、
食事も……
あそこにいると、なんだか時間がゆっくり流れているような感じがします。
御船山は、武雄周辺を、高速や国道を車で通過するときに、必ず目にする山です。
山に登ったことで、より親近感が湧くのではないでしょうか?
また佐賀の山にお出で下さいね
タクさんの 昨年の11月の「柏岳」まじまじ拝見しました。
またまた、嬉しくなりました。
皆様方からの「掲示板」も まじまじと。(*^_^*)
歩いた場所が 再度 よみがえりました。
銀杏も 紅葉も きれいですね。
歴史的にも もう一度 秋 登りたいです。
>タクさんの 昨年の11月の「柏岳」まじまじ拝見しました。
過去のレポまで読んで頂き、ありがとうございます。
私も今読み返してみて、柏岳や「工房わらべ」に関しては、こちらの方がより詳しく書いているな~と感心しました。
>皆様方からの「掲示板」も まじまじと。(*^_^*)
掲示板にガイドブックの間違っている点などを書いてましたね。(エライ!)
柏岳と「工房わらべ」について知りたい方は、hirokoさんのように、昨年の11月のレポも合わせて読んで頂けると嬉しいですね。
http://blog.goo.ne.jp/taku6100/e/268cdfaf18b5ffaef9c826e6d1d93f93
>歴史的にも もう一度 秋 登りたいです。
秋の柏岳も素晴らしいですよ。
とくに円応寺のイチョウは美しいです
紅葉も所々にあって、なかなかのものです。
ぜひ秋にもお出で下さい。