
昨日、大日小屋に到着した時は、ガスっていて周囲の風景は見えなかった。
朝起きて、真っ先にしたことは、外を見ること。
「あっ、晴れている!」
この大日小屋から見る剱岳は、特に美しいことで知られている。
4:28 サンダルを履いて外に出る。
朝の爽やかな冷気が頬を撫でる。
眼前に、美しい剱岳のシルエット。
しばし見入る。

登ったことのある山は特に美しく見えるというが、今朝の剱岳は、格別の美しさだ。
朝食の後に大日岳に登ろうと思っていたのだが、この時間だったらまだ御来光に間に合う。
登山靴に履き替え、大日岳に向かう。
小屋から山頂までは15分ほど。
4:43 大日岳山頂に到着。
剱岳の素晴らしい山岳美。

ちょっと眠そうな顔で記念写真。

剱岳の反対側には雲海が広がり、うっすら朝焼けに染まっている。

この大日岳山頂は、展望が360度。
眺めは抜群だ。

富山湾と富山市の市街地も、美しく広がる。

5:17 御来光を拝む。

小屋に下山途中、なんとまたライチョウに出逢う。
今度は雌。

ということは……いました~

全部で4羽のヒナがいた。
カワイイ~

5:23 小屋に戻って朝食。
美味しかった~

5:54 大日小屋を出発。
大日平の方へ下りて行く。

やがて、眼前に大日平が広がる。
実に爽快な気分。

登山道には、ゴゼンタチバナの花や、

ニッコウキスゲの群落。

観光客が大勢訪れる観光地ではなく、山奥まで歩いた者だけが見ることができる花園。
私ひとりだけの贅沢。

6:13 大日平に降り立つ。
ここには木道が設置されていて、軽快に歩くことができる。

朝露に濡れた植物は、殊の外美しい。

トキソウが咲いている。

大日平に朝日が当たり始め、草原が輝き出す。

なんて幸せな気分なんだろう。

ワタスゲのように、私の心も軽やかだ。

7:22 大日平山荘に到着。
この先の傾斜地の崩壊により通行止めが続いた為、この時は営業されていなかった。
オーナーは通ってきておられるようで、宿泊はできないが、休憩は可とのこと。
飲み物の販売などはされているようであった。

大日平山荘を過ぎ、しばらく歩いた所で振り返る。

そして再び歩き出す。

この大日平でも多くの花に出逢った。




8:13 牛ノ首を通過。

ここから先が崩落地。
ロープは設置されているが、注意して下りていく。

崩落地を上から見ると、こんな感じ。

崩落地を慎重に通過し、下から上を眺める。
また大雨が降ると通行止めになりそうな、そんな傾斜地で、これからここを通過する人は、事前に情報をキャッチしておく必要がある。
もしここを通過できないとすれば、エスケープルートはないので、延々とまた大日小屋まで戻り、新室堂乗越あたりまで引き返さなければならなくなる。

8:56 大日岳登山口に到着。
ここで登山道歩きは終わった。

ここから20分ほど歩いた所に、落差日本一の「称名滝」がある。
せっかくなので、見に行くことにする。

滝の音が大きくなってくる。

対岸にある展望台に向かう為に橋を渡っていると、水しぶきが襲いかかってくる。

いやはや、佐賀県内にある「見帰りの滝」や「清水の滝」が可愛く見えるほどの大滝であった。

称名滝バス停に行くが、次のバスが10時30分発なので、近くのレストランでかき氷を食べる。
これが実にウマかった。
氷の冷たさが、体の隅々まで染み通っていくようであった。
10:30 称名滝バス停よりバスで立山駅に向かう。
10:50 立山駅に到着。
富山地方鉄道立山線に乗り換え。
11:34 立山駅発。
12:45 電鉄富山駅に到着。
JR富山駅に移動。
15年前、徒歩日本縦断をした時、このJR富山駅前のベンチで野宿したことが思い出された。
大きな並木の下のベンチだったから、あの辺りか?

13:10 サンダーバード26号で京都に向かう。
駅のコンビニで買った缶ビールで祝杯。
ビールの味は格別であった。
16:09 京都駅着。
新幹線のぞみ41号に乗り換え。
16:29 京都駅発。
またしても缶ビールで祝杯。(笑)
19:13 博多駅着。
みどり25号に乗り換え。
19:32 博多駅発。
またしても缶ビールで祝杯。(爆)
20:21 肥前山口駅着。
配偶者の車にピックアップされ、自宅に戻る。
剱・立山連峰は日本海に近いこともあって、天候の変化が激しく、悪天候でのトレッキングも予想された。
4日間とも雨の場合も考えられるし、実際はスケジュールもいろいろなパターンを組んでいた。
なんとしても剱岳山頂は踏みたいと思っていたが、これも運次第ということで、できなければまた来年チャレンジすればいいと考えていた。
だが、私が行動した8月1日~4日の間、まったく雨は降らなかった。
夜には降ったようだが、行動していた昼間は蒼空のことが多かった。
これがなによりの幸運であった。
箱庭のような室堂、
大パノラマの立山連峰、
美しき雲上の頂・剱岳、
高山植物とライチョウの大日三山、
すべてを堪能できたのは、もはや奇跡としか言いようがない。
このブログで今回のソロトレッキングの連載をしている間、アクセス数が跳ね上がり、多くの方々に読んで頂いていることを実感した。
コメント欄を閉鎖しているにもかかわらず、多くの方々からメッセージも頂いた。
「続きが読みたいので更新待ってます」
「私もトレッキングしているみたいで楽しかったです」
「以前歩いたコースなので懐かしかったです」
「寝る時間ありますか~」
など、励ましの言葉、気遣いの言葉が有り難く、嬉しかった。
アドレスが分かっている方にはできる限り返信したが、メッセージを下さった全ての方々に、ここであらためてお礼を申し上げたい。
このブログで、剱・立山の素晴らしさが、そしてソロトレッキングの楽しさが、少しでも伝われば、これ以上の喜びはない。
そして、きっと、ソロトレッキングした4日間がすべて晴れたのは、山の神様が、私に「剱・立山連峰」の素晴らしさをみんなに伝える使命を与えて下さったからではないかと思っている。
これ以上ない素晴らしいトレッキングができたことに、いまでも感動している。
山の神様に、
そして、トレッキング中に出逢った人々、風景、花々に、
このブログを読んで下さった皆様に、
感謝します。
ありがとうございました。
朝起きて、真っ先にしたことは、外を見ること。
「あっ、晴れている!」
この大日小屋から見る剱岳は、特に美しいことで知られている。
4:28 サンダルを履いて外に出る。
朝の爽やかな冷気が頬を撫でる。
眼前に、美しい剱岳のシルエット。
しばし見入る。

登ったことのある山は特に美しく見えるというが、今朝の剱岳は、格別の美しさだ。
朝食の後に大日岳に登ろうと思っていたのだが、この時間だったらまだ御来光に間に合う。
登山靴に履き替え、大日岳に向かう。
小屋から山頂までは15分ほど。
4:43 大日岳山頂に到着。
剱岳の素晴らしい山岳美。

ちょっと眠そうな顔で記念写真。

剱岳の反対側には雲海が広がり、うっすら朝焼けに染まっている。

この大日岳山頂は、展望が360度。
眺めは抜群だ。

富山湾と富山市の市街地も、美しく広がる。

5:17 御来光を拝む。

小屋に下山途中、なんとまたライチョウに出逢う。
今度は雌。

ということは……いました~

全部で4羽のヒナがいた。
カワイイ~

5:23 小屋に戻って朝食。
美味しかった~

5:54 大日小屋を出発。
大日平の方へ下りて行く。

やがて、眼前に大日平が広がる。
実に爽快な気分。

登山道には、ゴゼンタチバナの花や、

ニッコウキスゲの群落。

観光客が大勢訪れる観光地ではなく、山奥まで歩いた者だけが見ることができる花園。
私ひとりだけの贅沢。

6:13 大日平に降り立つ。
ここには木道が設置されていて、軽快に歩くことができる。

朝露に濡れた植物は、殊の外美しい。

トキソウが咲いている。

大日平に朝日が当たり始め、草原が輝き出す。

なんて幸せな気分なんだろう。

ワタスゲのように、私の心も軽やかだ。

7:22 大日平山荘に到着。
この先の傾斜地の崩壊により通行止めが続いた為、この時は営業されていなかった。
オーナーは通ってきておられるようで、宿泊はできないが、休憩は可とのこと。
飲み物の販売などはされているようであった。

大日平山荘を過ぎ、しばらく歩いた所で振り返る。

そして再び歩き出す。

この大日平でも多くの花に出逢った。




8:13 牛ノ首を通過。

ここから先が崩落地。
ロープは設置されているが、注意して下りていく。

崩落地を上から見ると、こんな感じ。

崩落地を慎重に通過し、下から上を眺める。
また大雨が降ると通行止めになりそうな、そんな傾斜地で、これからここを通過する人は、事前に情報をキャッチしておく必要がある。
もしここを通過できないとすれば、エスケープルートはないので、延々とまた大日小屋まで戻り、新室堂乗越あたりまで引き返さなければならなくなる。

8:56 大日岳登山口に到着。
ここで登山道歩きは終わった。

ここから20分ほど歩いた所に、落差日本一の「称名滝」がある。
せっかくなので、見に行くことにする。

滝の音が大きくなってくる。

対岸にある展望台に向かう為に橋を渡っていると、水しぶきが襲いかかってくる。

いやはや、佐賀県内にある「見帰りの滝」や「清水の滝」が可愛く見えるほどの大滝であった。

称名滝バス停に行くが、次のバスが10時30分発なので、近くのレストランでかき氷を食べる。
これが実にウマかった。
氷の冷たさが、体の隅々まで染み通っていくようであった。
10:30 称名滝バス停よりバスで立山駅に向かう。
10:50 立山駅に到着。
富山地方鉄道立山線に乗り換え。
11:34 立山駅発。
12:45 電鉄富山駅に到着。
JR富山駅に移動。
15年前、徒歩日本縦断をした時、このJR富山駅前のベンチで野宿したことが思い出された。
大きな並木の下のベンチだったから、あの辺りか?

13:10 サンダーバード26号で京都に向かう。
駅のコンビニで買った缶ビールで祝杯。
ビールの味は格別であった。
16:09 京都駅着。
新幹線のぞみ41号に乗り換え。
16:29 京都駅発。
またしても缶ビールで祝杯。(笑)
19:13 博多駅着。
みどり25号に乗り換え。
19:32 博多駅発。
またしても缶ビールで祝杯。(爆)
20:21 肥前山口駅着。
配偶者の車にピックアップされ、自宅に戻る。
剱・立山連峰は日本海に近いこともあって、天候の変化が激しく、悪天候でのトレッキングも予想された。
4日間とも雨の場合も考えられるし、実際はスケジュールもいろいろなパターンを組んでいた。
なんとしても剱岳山頂は踏みたいと思っていたが、これも運次第ということで、できなければまた来年チャレンジすればいいと考えていた。
だが、私が行動した8月1日~4日の間、まったく雨は降らなかった。
夜には降ったようだが、行動していた昼間は蒼空のことが多かった。
これがなによりの幸運であった。
箱庭のような室堂、
大パノラマの立山連峰、
美しき雲上の頂・剱岳、
高山植物とライチョウの大日三山、
すべてを堪能できたのは、もはや奇跡としか言いようがない。
このブログで今回のソロトレッキングの連載をしている間、アクセス数が跳ね上がり、多くの方々に読んで頂いていることを実感した。
コメント欄を閉鎖しているにもかかわらず、多くの方々からメッセージも頂いた。
「続きが読みたいので更新待ってます」
「私もトレッキングしているみたいで楽しかったです」
「以前歩いたコースなので懐かしかったです」
「寝る時間ありますか~」
など、励ましの言葉、気遣いの言葉が有り難く、嬉しかった。
アドレスが分かっている方にはできる限り返信したが、メッセージを下さった全ての方々に、ここであらためてお礼を申し上げたい。
このブログで、剱・立山の素晴らしさが、そしてソロトレッキングの楽しさが、少しでも伝われば、これ以上の喜びはない。
そして、きっと、ソロトレッキングした4日間がすべて晴れたのは、山の神様が、私に「剱・立山連峰」の素晴らしさをみんなに伝える使命を与えて下さったからではないかと思っている。
これ以上ない素晴らしいトレッキングができたことに、いまでも感動している。
山の神様に、
そして、トレッキング中に出逢った人々、風景、花々に、
このブログを読んで下さった皆様に、
感謝します。
ありがとうございました。