先日、登山靴を買った。
4年ぶりくらいだろうか。
買ったのは、SCARPA(スカルパ)の「シャルモGTX」 。
山岳雑誌などを読んで、
最初、私は、SPORTIVA(スポルティバ)の「トランゴ S EVO GTX」を買うつもりで店に行った。
ところが、その「トランゴ S EVO GTX」を履いてみると、しっくりこない。
私の足が拒否反応を起こすのだ。
私の様子を見ていて、店員さんが持ってきたのが、「シャルモGTX」。
店員さん曰く、
「私も「トランゴ S EVO GTX」が駄目なんですよ。評判はイイんですけど、自分の足に合わなければどうしようもないですからね。このSCARPAの「シャルモGTX」を履いてみて下さい」
そう言われて履いてみると、あら不思議。
私の足が喜んでいる。
「登山靴は、足が選ぶ」
とある著名登山家が言っていた。
私の頭が選んだのは、SPORTIVAの「トランゴ S EVO GTX」。
しかし、私の足が選んだのは、SCARPAの「シャルモGTX」だったというワケ。
今日は、その登山靴を履いての、初めての登山。
さて、どの山を歩こうか?
近くの山で、
ある程度歩く距離があって、
ガレ場や岩場がある山。
店では1時間くらい履いていたが、
それだけでは登山靴の本当の性能はわからない。
いろんな種類の登山道を、
5~6時間歩いてみたい。
そこで頭に浮かんだのが、多良山系。
経ヶ岳から多良岳への縦走ならば、登山靴の性能を試せる筈だ。
黒木~大払谷~経ヶ岳~平谷越~中山越~笹岳~西岳~国見岳~多良岳~西野越~黒木。
黒木郷に到着。
まずは経ヶ岳に御挨拶。
いつ見てもカッコイイ。
上の駐車場は「駐車禁止」になっていたので、下の駐車場に車を駐めた。
これが、今日初めて履く、SCARPAの「シャルモGTX」。
愛称シャルモくん。(笑)
8:05
下の駐車場を出発。
サツマイナモリの花を見ながら歩いて行く。
「山の匂い」がする。
私はこの「山の匂い」が好きだ。
土の匂いなのか、木々の匂いなのか、山野草の匂いなのか……
山でしか味わえない匂い。
小学生の時、遠足で山に行った時に感じた匂いと同じ。
懐かしさで胸がいっぱいになる。
大払谷ルートは、森の中を歩くルートなので、展望が得られないが、
途中一箇所、木々の間から、経ヶ岳が見える場所がある。
大払谷ルート名物(?)ガレ場にさしかかる。
シャルモくん、なかなか快調。
ユリワサビや、
ネコノメソウが、岩や石の間に咲いていて、
心を和ませてくれる。
9:29
つげ尾を通過。
所々に咲いているマンサクを楽しみながら登って行く。
残念ながら、マンサクの花は例年より少ない感じ。
9:54
経ヶ岳山頂に到着。
カカポくん、喜んでます。
佐賀方面は、幻想的な感じ。
反対側は、見事な山岳美。
山頂からは、マンサクの花も見ることができた。
平谷越の方へ下りて行く。
シャルモくんのソールのグリップ力もなかなかのもの。
10:26
平谷越に到着。
ここから中山越の方へトラバース。
ソーメンの滝の前を通過。
ソーメンになってました~(笑)
平谷越と中山越の間も、けっこうマンサクが咲いている。
10:59
中山越を通過。
笹岳分岐周辺のマンサクの花は見事だった。
密度があって、
遠くからでも美しい。
笹岳に登る途中から見たマンサク。
なかなかのものです。
ここでマンサクの花を楽しみながらのランチ。
11:48
笹岳山頂に到着。
カカポくん、眩しそう。
笹岳山頂から見る黒木郷は美しい。
経ヶ岳は、黒木から見る姿とは全く違っている。
縦走路に戻り、しばらく歩いた後、西岳へ登って行く。
ここも岩場が連続する。
シャルモくん、大活躍。
12:18
西岳山頂に到着。
カカポくん、今日3座目。
西岳山頂から見る経ヶ岳も存在感がある。
12:32
西岳を下り、多良岳にとりつく。
アカガシの大木。
ここを通る時にいつも気になる存在。
この高い岩壁の真ん中あたりに、梵字が刻まれている。
文字を刻めることができるような場所ではないだけに、
誰がどのようにして刻んだのか、謎なのだ。
この辺りの岩場も、シャルモくんはヘッチャラです。
12:55
国見岳山頂に到着。
この国見岳の方へは、あまり人が来ないが、
ここにもマンサクは咲いている。
人がいない分、より美しく感じる。
13:07
多良岳山頂に到着。
カカポくん、神妙にしております。
この多良岳山頂で、なんと、リーフさんとビスターリさんに会った。
S山行で来られたとのこと。
しばし、談笑。
そして、情報交換。
多良岳山頂周辺も、けっこうマンサクが咲いている。
「タクさん、あそこのマンサクがキレイですよ~」
と、リーフさんとビスターリさんから教えて頂いて撮った一枚。
イイね~
リーフさんとビスターリさんとは「役の行者座像」の前でお別れし、
私は西野越方面に向かう。
13:40
金泉寺を通過。
13:46
西野越を通過。
オオキツネノカミソリの緑が美しい。
今年の夏も楽しみだ。
14:18
八丁谷の林道に出る。
14:33
駐車場に戻ってくる。
6時間半の山旅であった。
6時間半歩いたシャルモくん。
靴擦れもなく、
滑ったり、足を挫くこともなく、
無事、帰還。
なかなかのヤツであった。
最後に、
マンサクの他に、
今日、出逢った花々を……
フウロケマン、
ホソバナコバイモ、
ハルトラノオ、
セリバオウレン、
それに、アマナ。
今日も素晴らしい一日であった。
「一日の王」になれました~
4年ぶりくらいだろうか。
買ったのは、SCARPA(スカルパ)の「シャルモGTX」 。
山岳雑誌などを読んで、
最初、私は、SPORTIVA(スポルティバ)の「トランゴ S EVO GTX」を買うつもりで店に行った。
ところが、その「トランゴ S EVO GTX」を履いてみると、しっくりこない。
私の足が拒否反応を起こすのだ。
私の様子を見ていて、店員さんが持ってきたのが、「シャルモGTX」。
店員さん曰く、
「私も「トランゴ S EVO GTX」が駄目なんですよ。評判はイイんですけど、自分の足に合わなければどうしようもないですからね。このSCARPAの「シャルモGTX」を履いてみて下さい」
そう言われて履いてみると、あら不思議。
私の足が喜んでいる。
「登山靴は、足が選ぶ」
とある著名登山家が言っていた。
私の頭が選んだのは、SPORTIVAの「トランゴ S EVO GTX」。
しかし、私の足が選んだのは、SCARPAの「シャルモGTX」だったというワケ。
今日は、その登山靴を履いての、初めての登山。
さて、どの山を歩こうか?
近くの山で、
ある程度歩く距離があって、
ガレ場や岩場がある山。
店では1時間くらい履いていたが、
それだけでは登山靴の本当の性能はわからない。
いろんな種類の登山道を、
5~6時間歩いてみたい。
そこで頭に浮かんだのが、多良山系。
経ヶ岳から多良岳への縦走ならば、登山靴の性能を試せる筈だ。
黒木~大払谷~経ヶ岳~平谷越~中山越~笹岳~西岳~国見岳~多良岳~西野越~黒木。
黒木郷に到着。
まずは経ヶ岳に御挨拶。
いつ見てもカッコイイ。
上の駐車場は「駐車禁止」になっていたので、下の駐車場に車を駐めた。
これが、今日初めて履く、SCARPAの「シャルモGTX」。
愛称シャルモくん。(笑)
8:05
下の駐車場を出発。
サツマイナモリの花を見ながら歩いて行く。
「山の匂い」がする。
私はこの「山の匂い」が好きだ。
土の匂いなのか、木々の匂いなのか、山野草の匂いなのか……
山でしか味わえない匂い。
小学生の時、遠足で山に行った時に感じた匂いと同じ。
懐かしさで胸がいっぱいになる。
大払谷ルートは、森の中を歩くルートなので、展望が得られないが、
途中一箇所、木々の間から、経ヶ岳が見える場所がある。
大払谷ルート名物(?)ガレ場にさしかかる。
シャルモくん、なかなか快調。
ユリワサビや、
ネコノメソウが、岩や石の間に咲いていて、
心を和ませてくれる。
9:29
つげ尾を通過。
所々に咲いているマンサクを楽しみながら登って行く。
残念ながら、マンサクの花は例年より少ない感じ。
9:54
経ヶ岳山頂に到着。
カカポくん、喜んでます。
佐賀方面は、幻想的な感じ。
反対側は、見事な山岳美。
山頂からは、マンサクの花も見ることができた。
平谷越の方へ下りて行く。
シャルモくんのソールのグリップ力もなかなかのもの。
10:26
平谷越に到着。
ここから中山越の方へトラバース。
ソーメンの滝の前を通過。
ソーメンになってました~(笑)
平谷越と中山越の間も、けっこうマンサクが咲いている。
10:59
中山越を通過。
笹岳分岐周辺のマンサクの花は見事だった。
密度があって、
遠くからでも美しい。
笹岳に登る途中から見たマンサク。
なかなかのものです。
ここでマンサクの花を楽しみながらのランチ。
11:48
笹岳山頂に到着。
カカポくん、眩しそう。
笹岳山頂から見る黒木郷は美しい。
経ヶ岳は、黒木から見る姿とは全く違っている。
縦走路に戻り、しばらく歩いた後、西岳へ登って行く。
ここも岩場が連続する。
シャルモくん、大活躍。
12:18
西岳山頂に到着。
カカポくん、今日3座目。
西岳山頂から見る経ヶ岳も存在感がある。
12:32
西岳を下り、多良岳にとりつく。
アカガシの大木。
ここを通る時にいつも気になる存在。
この高い岩壁の真ん中あたりに、梵字が刻まれている。
文字を刻めることができるような場所ではないだけに、
誰がどのようにして刻んだのか、謎なのだ。
この辺りの岩場も、シャルモくんはヘッチャラです。
12:55
国見岳山頂に到着。
この国見岳の方へは、あまり人が来ないが、
ここにもマンサクは咲いている。
人がいない分、より美しく感じる。
13:07
多良岳山頂に到着。
カカポくん、神妙にしております。
この多良岳山頂で、なんと、リーフさんとビスターリさんに会った。
S山行で来られたとのこと。
しばし、談笑。
そして、情報交換。
多良岳山頂周辺も、けっこうマンサクが咲いている。
「タクさん、あそこのマンサクがキレイですよ~」
と、リーフさんとビスターリさんから教えて頂いて撮った一枚。
イイね~
リーフさんとビスターリさんとは「役の行者座像」の前でお別れし、
私は西野越方面に向かう。
13:40
金泉寺を通過。
13:46
西野越を通過。
オオキツネノカミソリの緑が美しい。
今年の夏も楽しみだ。
14:18
八丁谷の林道に出る。
14:33
駐車場に戻ってくる。
6時間半の山旅であった。
6時間半歩いたシャルモくん。
靴擦れもなく、
滑ったり、足を挫くこともなく、
無事、帰還。
なかなかのヤツであった。
最後に、
マンサクの他に、
今日、出逢った花々を……
フウロケマン、
ホソバナコバイモ、
ハルトラノオ、
セリバオウレン、
それに、アマナ。
今日も素晴らしい一日であった。
「一日の王」になれました~