一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

自宅から歩く鬼ノ鼻山 ……シュンランがもうすぐ開花します……

2012年03月25日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
今日は午前中に用事があり、午後からの登山となった。
となれば、近くの山。
自宅の玄関から登山靴を履いて登れる鬼ノ鼻山がイイ。
自宅から鬼ノ鼻山山頂までは、約2時間。
往復4時間ほどの歩きが楽しめる。
この時期、もしかしたら、シュンランに出逢えるかもしれない。
今年は、春の花の開花が遅れ気味なので、
シュンランの花もまだまだかもしれないけれど、
出逢いをちょっぴり期待しながら歩くのは、
それはそれで、楽しい。

自宅から歩き出すので、本日はGPS軌跡はナシ。

12:38
自宅を出る。

住宅地を抜け、田園地帯に入ると、遠くに両子山が見えてくる。


菜の花とアオモジの共演。


菜の花畑の横を歩いていると、むせるような官能的な匂いに包まれる。


鬼ノ鼻山の麓には、まだこのような藁葺き屋根の家が点在する。


天ヶ瀬ダムの下に到着する。
このまっすぐな階段、さて、何段あるでしょう?


正解は、178段。
ここを一気に登るのは、けっこう大変。


このブログに愛読者だけに、極秘情報(というほどのものでもないが…)。
この階段の両側は、ツクシだらけ。
摘みきれないほどたくさんあるよ。


いつも言ってることだけど、この天ヶ瀬ダムから見る天山は美しい。


ダム湖の湖水が太陽の光に燦めく。


歩き出すと、棚田が見える。
無名の棚田だが、けっこう美しい。


上から見るダム湖も素敵だ。


足許を見ると、小さな花がたくさん咲いている。


山頂直下の林。
影が美しい。


もうすぐ鬼の展望台。


14:21
展望台に到着。


風が強く、すぐに三角点のある山頂に向かう。


14:29
鬼ノ鼻山山頂に到着。
あれれ、今日はカカポくんじゃないの?
そ~なんです。
今日は、カスケードくんです。(笑)


カカポくんを使っている内、
すっかりマックパックのアズテックが気に入ってしまい、
ザックはもうアズテックのものしか興味がなくなった。
カカポくんの正式な名は「カカポ35」で、
本来は35リットルなんだけど、私は胴が長い(爆)ので、
サイズ3を使っていて、このサイズ3は40リットルある。
最近、もう少し容量のあるアズテックのザックが欲しいと思うようになった。
そこで購入したのが、マックパックの「カスケード50」。
名の通り、50リットルのザックなのだが、
私は胴が長い(爆)ので、これも同じくサイズ3。
サイズ3は、55リットル。
しかも(ザックそのものが)重い。
今日は、このカスケードくんに、いろいろな物を詰め、背負ってきた。
これからもちょくちょく登場するので、ヨロシクネ!


鬼ノ鼻山山頂からの眺めを楽しんだ。
蛇行する六角川のある風景は、いつ見ても美しい。


右に目を転ずると、北方・武雄方面の風景。
遠くには、黒髪山系の山々が全部見える。


さらに目を右に転ずると、鬼の展望台の向こうに八幡岳と船山(女山)が見える。


さらにさらに右に目を転ずると、お馴染み天山が見える。
この山頂から見える風景が、私は大好きだ。


縦走路を歩いてみる。
驚いたことに、縦走路の両側の木々がさらに切られている。
この道は防火帯の役目も果たしているので、仕方ない部分もあるけれど、
これだけ切られると、自然破壊と言えなくもない。
だが、縦走路からの眺めは格段に良くなった。
これだけ眺めの良い縦走路も珍しいだろう。


今日は、往復4時間の山歩きを楽しんだ。
本日出逢った花々は……
アセビがまだ咲いていて嬉しかった。


スミレの花は、群れをなしていた。


シロバナタンポポは得も言われぬ美しさ。


驚いたことに、もうオドリコソウが咲いていた。


センボンヤリは、もう花を開きかけていた。
この花は上から見るよりも横から見る方が美しい。


そして、シュンラン。
たくさん見つけることができた。


あと数日で開花しそう。


また見に来ることにしよう。

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