自分の家の玄関が登山口だったら……と思ったことはないだろうか?
玄関で登山靴を履き、そのまま山へ向かって歩いて行く。
山が近くにない都会に住んでいたら、それはかなり難しい。
だが、そんな夢みたいなことが、私の住む田舎では可能なのだ。
鬼ノ鼻山には、自宅の玄関を登山口にして、何度か登ったことがある。
鬼ノ鼻山といえば、山頂直下の駐車場からだと、15分から20分ほどで登ることができる。
それが、私の家の玄関からだと2時間かかる。
それが嬉しい。(笑)
で、だ。
天山にも自宅の玄関を登山口にして歩いてみたいと思った。
前回、厳木駅から天山に登ったとき、
道がある限り、山はどこから登ってもよいのだ。
ただ、一般の人は、車道歩きを極端に嫌う。
その変なこだわりさえ捨てれば、どの山にも登山口は無数にあると言っていい。
と書いた。
そうなのだ。
登山口は無数にあるのだ。
自宅の玄関が登山口だなんて、素敵じゃないか!(笑)
ただ、GPSの軌跡を自宅からスタートさせるのはマズイ。
自宅の玄関から歩き出すとしても、最寄りのJRの駅を便宜上スタート地点にしようと思う。
我が家から最も近いJRの駅は「中多久駅」。
中多久駅~岸川~天山~七曲峠~小城駅
が今回考えたルート。
○時○分、登山靴を履いて自宅を出る。
7:22
中多久駅に到着。
ここで、GPSの軌跡をONにする。
7:25
中多久駅を出発。
地形図を見れば分かるように、駅からまっすぐ北上するのが近道なのだが、
天山がよく見える道を歩きたかったので、少し遠回りの道を選択。
中多久駅の近くからは、あめ山が大きく見え、天山はその後ろから少しだけ見える。
8:00
今出川ふるさと公園駐車場横を通過。
今出川ふるさと公園駐車場は、岸川ルートを登るときの基地的存在の場所。
これまで多くの人とここで待ち合わせをした。
思い出深いの場所だ。
岸川地区の美しい田園風景。
この辺りまで来ると、もう天山は見えず、あめ山だけしか見えない。
8:18
「岸川まんじゅう」の店の前を通過。
県外からも買いにくるという評判の店。
私の好きな岸川集落の風景。
麓から歩くからこそ気づく「美」。
8:32
岸川線分岐にさしかかる。
ここを左折。
今は道標があるが、昔はなかったので、直進して道を間違える人が多かった。
少し登った所からの眺め。
梅雨明けし、夏らしい風景。
道沿いには川が流れており、水の音が涼しさを運んでくる。
ヤブカンゾウも、
オオバギボウシもたくさん咲いていた。
テリハアカショウマも……
マクロ撮影すると、殊の外美しい。
9:49
舗装された道の終点に到着。
ここから本格的な登山道となる。
ここでしばし休憩。
行動食を食べる。
10:06
出発。
岸川ルートは、天山の他のルートとは違って、沢の音を聴きながら登ることができる。
キノコもたくさん。
沢沿いの道なので、思ったほど暑くない。
10:33
第一林道に出る。
橋の左から上がってきて、右へ登って行く。
滑りやすい石のガレ場なので、注意しながら進む。
10:53
第二林道を横切って登っていく。
右側にあめ山が見えた。
オカトラノオがたくさん咲いている。
この花もマクロ撮影すると美しさが際立つ。
11:15
あめ山分岐を通過。
11:25
「タクさ~ん」
との声。
見ると、サブロウさんと、「天山の自然を守る会」の方々だった。
しばし談笑。
「天山の自然を守る会」のメンバーとは、天山でよくお会いする。
11:35
下山する皆さんを見送る。
11:38
天山山頂に到着。
こんな風景を眺めながらランチ。
食後、山頂散策。
前回来たとき蕾だったイチヤクソウ。
天山のイチヤクソウは貴重だ。
ヤマトキソウはほとんど終わっていた。
僅かに残っていた花。
モウセンゴケは相変わらず元気。
12:00
天山山頂を出発。
美しい稜線を軽快に歩いて行く。
やや雲がかかっているけれど、雲仙や多良山系も見える。
反対側の背振山系の山々もクッキリ。
進む先には、彦岳が見える。
13:15
七曲峠に到着。
ここから小城駅に向かって下って行く。
木々の間からこんな風景が……日本じゃないみたい。
セミの抜け殻を見っけ!
要注意人物です。(爆)
14:06
川内桑鶴分岐通過。
もうかなり下りてきた。
14:52
天山酒造の横を通過。
清酒「天山」はここで造られている。
小城の町を抜けて、小城駅へ。
振り返ると、天山はもうあんなに遠くなった。
祇園川では、子どもたちが川遊びをしていた。
夏だな~
15:49
小城駅に到着。
約8時間半の旅が終わった。
自宅から天山まで歩くことができて嬉しかった。
天山には、これからもいろんな場所から登りたい。
それほど魅力的な山だ。
小城駅から、厳木駅から、中多久駅から……と、
何度も麓から登るうち、
山頂部だけをウロウロしていた頃には分からなかった天山の魅力を、
今はたっぷり堪能させてもらっている。
頭のてっぺんから足の爪先まで……ね。
さて、次は、どこから登ろうか!
玄関で登山靴を履き、そのまま山へ向かって歩いて行く。
山が近くにない都会に住んでいたら、それはかなり難しい。
だが、そんな夢みたいなことが、私の住む田舎では可能なのだ。
鬼ノ鼻山には、自宅の玄関を登山口にして、何度か登ったことがある。
鬼ノ鼻山といえば、山頂直下の駐車場からだと、15分から20分ほどで登ることができる。
それが、私の家の玄関からだと2時間かかる。
それが嬉しい。(笑)
で、だ。
天山にも自宅の玄関を登山口にして歩いてみたいと思った。
前回、厳木駅から天山に登ったとき、
道がある限り、山はどこから登ってもよいのだ。
ただ、一般の人は、車道歩きを極端に嫌う。
その変なこだわりさえ捨てれば、どの山にも登山口は無数にあると言っていい。
と書いた。
そうなのだ。
登山口は無数にあるのだ。
自宅の玄関が登山口だなんて、素敵じゃないか!(笑)
ただ、GPSの軌跡を自宅からスタートさせるのはマズイ。
自宅の玄関から歩き出すとしても、最寄りのJRの駅を便宜上スタート地点にしようと思う。
我が家から最も近いJRの駅は「中多久駅」。
中多久駅~岸川~天山~七曲峠~小城駅
が今回考えたルート。
○時○分、登山靴を履いて自宅を出る。
7:22
中多久駅に到着。
ここで、GPSの軌跡をONにする。
7:25
中多久駅を出発。
地形図を見れば分かるように、駅からまっすぐ北上するのが近道なのだが、
天山がよく見える道を歩きたかったので、少し遠回りの道を選択。
中多久駅の近くからは、あめ山が大きく見え、天山はその後ろから少しだけ見える。
8:00
今出川ふるさと公園駐車場横を通過。
今出川ふるさと公園駐車場は、岸川ルートを登るときの基地的存在の場所。
これまで多くの人とここで待ち合わせをした。
思い出深いの場所だ。
岸川地区の美しい田園風景。
この辺りまで来ると、もう天山は見えず、あめ山だけしか見えない。
8:18
「岸川まんじゅう」の店の前を通過。
県外からも買いにくるという評判の店。
私の好きな岸川集落の風景。
麓から歩くからこそ気づく「美」。
8:32
岸川線分岐にさしかかる。
ここを左折。
今は道標があるが、昔はなかったので、直進して道を間違える人が多かった。
少し登った所からの眺め。
梅雨明けし、夏らしい風景。
道沿いには川が流れており、水の音が涼しさを運んでくる。
ヤブカンゾウも、
オオバギボウシもたくさん咲いていた。
テリハアカショウマも……
マクロ撮影すると、殊の外美しい。
9:49
舗装された道の終点に到着。
ここから本格的な登山道となる。
ここでしばし休憩。
行動食を食べる。
10:06
出発。
岸川ルートは、天山の他のルートとは違って、沢の音を聴きながら登ることができる。
キノコもたくさん。
沢沿いの道なので、思ったほど暑くない。
10:33
第一林道に出る。
橋の左から上がってきて、右へ登って行く。
滑りやすい石のガレ場なので、注意しながら進む。
10:53
第二林道を横切って登っていく。
右側にあめ山が見えた。
オカトラノオがたくさん咲いている。
この花もマクロ撮影すると美しさが際立つ。
11:15
あめ山分岐を通過。
11:25
「タクさ~ん」
との声。
見ると、サブロウさんと、「天山の自然を守る会」の方々だった。
しばし談笑。
「天山の自然を守る会」のメンバーとは、天山でよくお会いする。
11:35
下山する皆さんを見送る。
11:38
天山山頂に到着。
こんな風景を眺めながらランチ。
食後、山頂散策。
前回来たとき蕾だったイチヤクソウ。
天山のイチヤクソウは貴重だ。
ヤマトキソウはほとんど終わっていた。
僅かに残っていた花。
モウセンゴケは相変わらず元気。
12:00
天山山頂を出発。
美しい稜線を軽快に歩いて行く。
やや雲がかかっているけれど、雲仙や多良山系も見える。
反対側の背振山系の山々もクッキリ。
進む先には、彦岳が見える。
13:15
七曲峠に到着。
ここから小城駅に向かって下って行く。
木々の間からこんな風景が……日本じゃないみたい。
セミの抜け殻を見っけ!
要注意人物です。(爆)
14:06
川内桑鶴分岐通過。
もうかなり下りてきた。
14:52
天山酒造の横を通過。
清酒「天山」はここで造られている。
小城の町を抜けて、小城駅へ。
振り返ると、天山はもうあんなに遠くなった。
祇園川では、子どもたちが川遊びをしていた。
夏だな~
15:49
小城駅に到着。
約8時間半の旅が終わった。
自宅から天山まで歩くことができて嬉しかった。
天山には、これからもいろんな場所から登りたい。
それほど魅力的な山だ。
小城駅から、厳木駅から、中多久駅から……と、
何度も麓から登るうち、
山頂部だけをウロウロしていた頃には分からなかった天山の魅力を、
今はたっぷり堪能させてもらっている。
頭のてっぺんから足の爪先まで……ね。
さて、次は、どこから登ろうか!