寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

天ぷら専門店が長続きしない街を憂う

2016年11月29日 | 日記
「福山はね~天ぷらで金が取れない街なんだよ」と嘆いた料理人を私は何人も知っている。本当に天ぷら専門店の看板を出して生き残っているところは皆無に近い。その理由は「生(≒造り)が一番味がよい」という思い込みが強い地域だからだと思う。関東暮しの経験のある者にとってはやはり異様に見える。

天ぷらの醍醐味は魚介類に火を通して生の状態よりも美味しくすることだ。中でも車エビ、アナゴ、メゴチ(瀬戸内では外道扱い)などは傑作と言える。胡麻油の香りの漂う熱々のネタにかぶりつく幸せを知ることなくあの世に旅立つ人が多いのは残念な話である。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする