無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

あずみの自然農塾7月(耕さない田植え-1)

2012-06-19 07:00:15 | あずみの自然農塾(シャロムヒュッテ)
本日、時々


先週末は、シャロムヒュッテでの「あずみの自然農塾」でした。

耕さず、虫も草も敵とせず、持ち込まない持ち出さない「自然農」の田植えでした。

4月にみんなで蒔いた稲の苗代では、3種類の稲が無事育っていました。


苗代(稲の幼稚園)には、蒔いた稲だけでなく草のノビエも生えています。

写真左がノビエ。右がイネです。そっくりです。

見極めのポイントは、節目に「耳」と呼ばれる毛が生えているかどうかです。

ノビエはイネに擬態することで生きのびてきました。

田植えの際に、間違って植えないように注意が必要です。


耕さない田んぼの土を切り出しました。

最上部は、草などの亡骸のがそのままあり、更に上部1cmくらいには、腐食化した亡骸が土になろうとしています。
その下は、田んぼの土に、いろいろな草の根が入りこんでいました。


耕さない田んぼへの田植えは、注意が要ります。

通常の耕した田んぼの場合、トロトロの泥のみなのでそのまま苗を挿しこめば田植えになりますが、

自然農の場合、亡骸の層があり、植える際に穴に草などを一緒に混ぜてしまうと、
草が発酵し、新しい根が傷んでしまうからです。

そこで、今田んぼを覆っている草の亡骸をどかし、土にのこぎり鎌で穴をあけ、2本ずつ丁寧に苗を移植していきます。

田植えというより、畑で野菜を定植するのに似ています。


塾生が一列に並んで、紐を印を頼りに、田植えしていきます。


通常の田植えと異なるので、難しいことと、うまく植えられていないと水を入れた後浮いてしまうので、

1本1本、しっかり植えられているのかチェックしています。
もしうまく植えられていないものは、原因を明らかにして、やり直していきます。

お米という生命は最初はか細いものです。
草の生える耕していない自然農田植えは、とても手間がかかりますが、
丁寧にやっておくことで、後々の生育が活発になり、自然に育ってくれるので欠かせない手間です。


1日目は、田植えは3分の1程度で終え、みんなで夕食をいただき、身体を休めて2日目に備えました。

自然農は生命を育む農的な生き方です。
生命を育む農を通じて、自然との共存を学びことが出来ます。


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、6月6日(水)、
NHKカルチャーは、6月13日(水)です。

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