今年に入って、ミステリーとも言えなくはないが、純文学とも言える
ような作品に挑戦している。
この作品も、まさに、そうだ。
正直言って、途中でくじけそうになった。今までにくじけそうになった
作品の一つに、スタンドバイミーがある。理由は、子供どうしの会話
の意味や雰囲気が取れなかったためだ。
ホテルニューハンプシャーも少し、似ている。書評を読むと、傑作だと
いう方もいるが、何が言いたいのか判らないという感想の人もいる。
ただ、不思議な小説、おとぎ話。キャラクターは極端で、不幸を絵に
描いた暗いストーリーだが、どこか明るい部分もある。
といった好意的な意見は共通しているようにも見える。
520ページの長いストーリーの400ページは、遅々としているが、
400ページくらいから、家族としての生き方が全面に出てくる。
また、急に、ヒーローが出現したり、家族が一丸となって、問題を
解決したり、がぜん、面白くなる。
映画化されているので、いつか、どういう風に描かれているか見て
みたいものである。
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