映画は見たことがないが、アカデミー賞は取っているし、
原作も、ブッカー賞を取っているということで、読んでみた。
今までには、もっと、手ごわい作品にもトライしたことが
あるだけに、何とか、読み終えた。
しかし、どこまで、理解したかは、わからない。一見、読み進める
ことができそうでいて、頭には、すっきり入ってこないのだ。
あとで、他の人の書評を読んで、その点がはっきりした。
詩的表現が多く、登場人物の視点も、固定されず、頻繁に
変わり、時間軸も前後行き来する。自由奔放な作品ということだ。
また、ヘロドトスや歴史、文化、文学への知識も膨大だ。
ストーリー的には、戦争で心身に傷を負った4人の人物の心の
ふれあいが描かれているわけだが、それも、自分の理解力では、
少々、あいまいもことした程度だった。
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