ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

居眠り磐音01 陽炎の辻(佐伯泰英)

2024年11月03日 | 時代劇はミステリー

平成を代表する超人気時代小説と言われる本作品の
第一巻を読んでみた。外伝を除くと、51巻まである
らしい。

映画やNHKドラマにもなって、見ている。

2019年の映画版は、あまり、人が入らなかったようだが、
TVで見て、結構、面白かった。主演は、松坂桃李だった。

その映画版とほぼ同じなのだが、若干、異なっていた。

NHKドラマの方の主演は、山本耕史だった。

何故、これほど、長編になったか、作者のコメントが
最後に載っていた。一つは、許嫁との別離。もう一つは、
老中との確執。とあった。また、「こんな人物が存在したら..」
という作者の気持ちが投影されたのだろうという。

おそらく、最後の気持ちが大きかったのだろう。作者も、
海外ものを書こうとしたが、売れず、時代劇でも書いたらと
書き始めたと聞いたことがある。

剣劇の部分は、意外と、特別な技があるわけではなく、
むしろ、あまり、殺気ももたず、受けに徹っする感じだ。

それにしても、今回の小説の中で、3回も、負傷するのだ。
一方で、相手の切り口を見て、こんな剣客は、見たことがない
とも言われる。そんなにすごかったら、負傷などしないのでは
ないかと思うが...

こんなに怪我ばかりしてたら、持たないようにも思うが..

ストーリーは、ほぼ、わかっていたが、やはり、面白かった。

 

 


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