ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

THE KEY TO REBECCA(KEN FOLLET)

2009年05月19日 | 海外ミステリー(洋書)
フォレットの作品は、2作目になる。

アマゾンの書評でも、第二次世界大戦のスパイアクション
の傑作と言われている。

前半は、戦争用語や、ちょっと、まどろこしい部分も
あり、進みが遅かったが、後半の150ページくらいは、
一気に読ませてくれる。

舞台はエジプトのカイロで、ドイツのスパイと、主人公
のイギリス将校が、知力の限りをつくして戦うのだが、
それぞれ、魅力的な二人のエジプト女性を手先として使う。

したがって、色仕掛けを使うので、かなり、エロチック
な場面もある。

だが、それほどいやらしく感じないのが不思議だ。
たぶん、フォレットの文章の中に、格調の高いところ
があるのかも知れない。

それに、最後の終わり方など、素晴らしいできだと
思う。

また、実際の、歴史上の、ドイツとイギリスの攻防の中に、
スパイの物語を挿入するセンスは、中々のものである。

エジプトの砂塵が、イメージにわく、素晴らしい作品だった。




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