ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

おこう紅絵暦(高橋克彦)

2012年10月21日 | 時代劇はミステリー

先般読んだ「だましゑ歌麿」の続編である。

しかし、前作が600ページ以上の長編なのに
対して、12の短編からなる。全12作品を合わせても
ページ数だと半分でしかない。

どちらもそれぞれの持ち味がある。前作が重厚な長編
なのに対して、今回は、おそらく前作の登場人物や
ストーリーの面白さから続編を読みたくなった読者に
キレの良い短編を提供してくれている。

どれも飽きさせない見事な短編集である。また、与力
に出世した仙波の登場はポイントだけで、妻となった
おこうの推理と味のある仙波の父の左門が中心になって
次々と事件が解決していくのだ。

新しい登場人物も面白い。特に、熊娘という作品で
でてきた大女のお由里はなかなかのものである。

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