英語の学習本の表題もなかなかおもしろい。
これも、”もう、こわくない!”と赤字で書いてある。
著者は、スティーブ・モリヤマという欧州在住の方だが、
ハウツーものというより、英語の議論というテーマの
裏側に潜む本質的な問題を認識して、視点を変化
させようとしている、ちょっと、まじめな本だった。
ちょっと聞きなれないが、MBAなどが使う言葉に
MECE(Mutually Exclusive,Collectively Exhaustive)
というのが考える軸としてあるという。
これは、「ダブりなく、漏れなく」という意味らしいい。
たとえば、人間=男+女+子供だと、MECEにならず、
人間=男+女が、ダブりなく、漏れなくということらしい。
なぜなら、子供には男も女もいるからだ。
詭弁の英語として、下記の例が載っていた。
A:You can trust me.
B:How do I know that?
A:Because I'm honest.
信用できる根拠を示さなければならないときに、
答えず、だって、僕は正直者だからと論理になって
いない切り返しになっている。
根拠を示せなかった日本の歴代の指導者
の一人のような例題には笑ってしまった。
異文化について、わかりやすくまとめてある
ちょっと、ユニークな本だった。
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