ドキュメント「生還」山岳遭難からの救出を読んでみた。
著名な登山家の登山の記録は本に残っていることはあるが、
一般の登山家の場合、こういった遭難記録しか残ってない
のではないかと思った。
この本には8つのケースが記録されている。中には、十七日
間の長期にわたって、山に閉じ込められたケースもある。
生死の境をさまよいながら、生還したケースでのみ選ばれて
いるが、当然、行方不明のまま、捜索が打ち切られた場合も多いと
想像する。
生還した8つのケースの教訓としては、下記3つがあげられる。
1.事前に登山計画の提出。
2.しっかりした装備。
3.救助が来るまで待つ。
遭難すると、計画の無謀さや力不足などがあげられるが、
ごく普通の山好きな人間が、ちょっとした判断ミスはあった
にしても、道を間違えて、極限の状況に陥る、そして、
生き延びるという、その行動や思考の過程を描きたかった
とのことだ。
私も一度、下山予定の分岐を見逃して、通りこしてしまった
ことがある。予定通りの道に戻るには、登りが多く、
体力的に厳しく、迷っていたところ、ひょっこり現れた
方に楽なまきみちがあることを教えてもらったのだ。
ちょっとした標識の見逃しは何度か経験しているが、
この時は、足もつって30分以上のロスだったので、
本当に助かった記憶がある。
ちょっとしたミスは誰にでもあると考えて、冷静になり、
いかに、リスクを少なくするのが大事なのだろう。
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