ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

山狩(笹本稜平)

2024年12月07日 | 山はミステリー

笹本稜平の最後の作品とも言える「山狩」を読んだ。

笹本稜平と言えば、警察小説や山岳小説が有名だが、
両方を併合したような作品だ。

舞台は、千葉県の伊予が岳で、登ったこともあり、
親しみがあった。

しかし、その伊予が岳で、山狩りがなされようとは、
.......。

さて、伊予が岳で、女性の遺体が発見される。
事故として処理されそうになるが、実は、ストーカー
されていたことがわかり、事件の可能性
も検討される。

女性の祖父は、元警察副所長であり、殺人の可能性を
示唆する。

ストーカーした男の親は、地元の権力者であり、警察
のみならず、暴力団ともつながりがあった。

ストーカー担当の生活安全課が、警察本部の中で、
孤立しながら、警察の良心として、最後まであきらめず、
戦う姿には、感動を覚える。

少々、長くて、絶望的な状況が続くが、最後は、霧が
晴れる。

 

 


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