ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

続・山女日記 残照の頂(湊かなえ)

2024年11月12日 | 山はミステリー

山女日記の続編を読んだ。4編からなる。

従って、一編が、若干、長く感じた。

前半の2編は、ちょっと、いまいちに感じた。

後半の2編は、行ったばかりの山のせいか、親近感も
あったが、内容的にも、良かった。

特に、「立山、剱岳」は、面白かった。

娘と母親の登山だが、娘は、登山ガイドを目指す。
母は、実は、亡くなった父親と、付き合っていた時に、
この山に来ていた。そして..

中々、最後は、感動ものの終わり方だった。

最後の作品は、二人の手紙による語りだ。この作品に
限らず、この山女日記は、二人の主人公が、入れ替わって
一人称で語っているようだ。それが、ちょっと、慣れない
せいか、混乱するが、面白い試みでもあると思った。

最後の作品は、少し、感動を促しているようにも感じた。
上の立山・剱岳のように、素直に感動を感じるまでには、
いたってなかった。

 


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