キンドルの無料本の中に、「無人島に生きる十六人」という本があり、
読んでみた。
子供の時は、ロビンソンクルーソーとか、十五少年漂流記とかが、
大好きだったが、明治31年に実際に漂流して、無人島に一年間、
乗組員16人が暮らして、全員無事に日本に帰ってきた実話が
あったことに驚いた。
しかも、その暮らしぶりときたら、まさに実務的というか、まさに、
無駄のない、生き生きとした生活なのだ。
更に、全員が、絶望どころか、これから、何年も、無人島に暮らすことに
なっても、元気に、楽しく暮らすと信念をもっているのに驚くばかりだった。
何と、素晴らしい海の男たちなのだろうと思うのだが、その生活が、
淡々と描かれており、力が入ってないのだ。
よく明治の日本人の気骨は、違うと、昔は、良く聞いたが、なるほど、
これが、そういうものなのかなと思った。
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