ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

無人島に生きる十六人(須川邦彦)

2020年07月18日 | 国内ミステリー

キンドルの無料本の中に、「無人島に生きる十六人」という本があり、
読んでみた。

子供の時は、ロビンソンクルーソーとか、十五少年漂流記とかが、
大好きだったが、明治31年に実際に漂流して、無人島に一年間、
乗組員16人が暮らして、全員無事に日本に帰ってきた実話が
あったことに驚いた。

しかも、その暮らしぶりときたら、まさに実務的というか、まさに、
無駄のない、生き生きとした生活なのだ。

更に、全員が、絶望どころか、これから、何年も、無人島に暮らすことに
なっても、元気に、楽しく暮らすと信念をもっているのに驚くばかりだった。

何と、素晴らしい海の男たちなのだろうと思うのだが、その生活が、
淡々と描かれており、力が入ってないのだ。

よく明治の日本人の気骨は、違うと、昔は、良く聞いたが、なるほど、
これが、そういうものなのかなと思った。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« THEODORE BOONE,kid lawyer(J... | トップ | 銀漢の賦(葉室麟) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国内ミステリー」カテゴリの最新記事