ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

東野圭吾(探偵倶楽部)

2011年05月01日 | 国内ミステリー

5つの短編からなるのだが、探偵倶楽部という、会員制の
VIP専用の調査機関、興信所のようなものがからんでくる。

ひとつひとつの作品は、質の高いミステリーで、面白く
読めたのだが、決して、後味が良いという感じではなかった。

また、探偵倶楽部が、難事件を鮮やかに解決と、書いては
あるが、それほど、“お見事!”という感じでもなかった。

黒いスーツを着た男と髪の長い美人のコンビなのだが、
それほど、個性的というのでもない。

5つの作品では、最後の作品、「薔薇とナイフ」が、ちょっと、
面白く感じた。

娘の相手を調査するが、警察が動き始めたので、
今回の事件が解決するまで調査を中断し、事件解決後に、
相手の男性が不明の場合は、調査を再開することにする。

警察は、事件を解決し、娘の相手もわかるのだが、
探偵倶楽部がやってきて、いや、相手は違うのですと、
報告に来るというストーリーだ。

なかなか、よくできてはいるのだが、探偵倶楽部という
名前の期待度からすると、ちょっと、期待外れだった。

 


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