68歳から根性を入れて英語を勉強したという文学者の鳥越氏の著書だ。
大学教授だから、もともと、頭が良いのだろうと言ってしまえばそれまでだが、
高校受験の時に、苦手な英語の替わりに家庭科で受験したいと担任に相談に行き、
バカかと怒鳴られたというから相当なものだ。
必要に迫られて68歳から勉強し、英語で専門分野の授業ができるようになったようである。
内容自体は、本当にいろいろな英語学習本からの受け売りというか、新しいものが
あるわけではない。むしろ、受け売りの本も参考文献として注釈にしっかり記載している。
しかし、なるほどと思える励みになる言葉がいくつも出てくる。
一言でいえば、挫折しない「頑張らない・満足感あり・罪悪感なし」という勉強法を
提唱している。
英語力を高めるノウハウの基本は、4つある。
1.目標を立てること
2.学ぶ意味を自分なりに位置付けること。
3.入力(聴くこと、読むこと)がもっとも大切
4.インターネットの活用
歳をとると生物学的には記憶力は落ちるが、ノウハウ的記憶力というものは歳とともに
伸びて、二つの記憶力の総合力で維持できるとのことだ。
そして、いったん到達すればBレベルの英語力を維持できるとのことだ。
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