過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

湖南に遊ぶ3:伝統の竹筒スープ♪

2016-07-11 22:56:00 | 外食でリフレッシュ!


■竹筒湯(湖南省竹筒スープ)



鳩肉、慈姑(くわい)、干し貝柱を叩いた団子を、上湯(ショントン)で満たした竹筒ごと蒸す、湖南の伝統料理です。
うまうまな香り豊かな熱々スープで、湖南料理を語る折りには、欠かせないと私は思っています(ニッコリ)。
学生の頃、先生のお供で、雪園(新宿)にいき、春先の美しい竹の時期にこのスープをいただいた事が、未だに夢のように思い出されます。美しい感動の記憶です。


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湖南に遊ぶ 2:伝統サンド二種

2016-07-11 22:41:00 | 外食でリフレッシュ!


■蜜汁火腿 (三元豚の蜂蜜浸けサンド)
伝統的には金華ハムか?(笑)、いまは三元豚ハムを蜂蜜に浸けて、それをめんパンに挟んで食します。むっちり、甘塩ぱくて、ニコニコしちゃう味です。



神業に近い早さで、スタッフが仕上げてくれます。写真、まにあわず(笑)。



■湯葉ミルフィーユ揚げサンド

挟んでしまうと、見えないかしらん?(笑)
生湯葉を重ねて揚げると、ザクザクした食間が生まれます。甜麺醤、白髪葱と共に挟んで、しゃくしゃくザクザクを楽しみます。むふふ。


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湖南に遊ぶ 1:前菜は構わずに(笑)

2016-07-11 22:10:00 | 外食でリフレッシュ!
日本において中国四大料理に挙げられるのは、北京(北方系:濃い味、塩味)、四川(西方系:香辛料を多用、辛味)、広東(南方系:食材味重視)、上海(東方系:甘味が強い)です。地図の上での分類と捉えれば、分かりやすいとおもいます(ニッコリ)。

中国では八大菜系と呼ばれる、伝統的な分類があり、地域の特徴ごとに8つにわけられています。その一つに「湖南料理」があります。
湖南省の郷土料理で、洞庭湖南部という位置から、広東料理の流儀と、四川料理の流儀の両方を受けていると言われています。
四川の麻辣に対して、酸辣を特徴とするともききます。

洞庭湖は神話の舞台でもある(ニッコリ)。李白は悠久の時を吟いました。久方に訪れた朋輩たちと、縷々はなしをするには相応しい場所と思います。



■くらげの酢の物

くすくす…。これは湖南の前菜というよりも、皆のお気にいり。むっちり美味しいくらげだと、後もあたりって思えます(笑)。



くらげ酢の物、千切り胡瓜に生姜。先ずはヒンヤリ召し上がれ。

■中国湖南料理「華湘」(かしょう)、池袋東武店


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蓮の花

2016-07-11 20:54:00 | 植物日記(季節のある暮らし)
こんばんは。陽射しがささるような日でした。
されど花屋さんには、静かな空気が流れていました。



わぁ、ふっくらとした蓮の花、百合、シンビジウム。きれい…。
ああ、そうか。東京はお盆の時期だから。だから蓮の花…。仏間やお寺の大きな花瓶に、昔はいけられていたものでした。
あれはあちらの花だから、綺麗といってはいけないと、ちびの頃、大人にいわれたものでした(微笑)。

仕事の場にいると、月遅れにあわせて変わっていくけれど、花屋にならぶ蓮の花は、7月のお迎え火の夜を、ひっそりと教えてくれました。


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専門料理の50年、人が目指す未来に惚れる

2016-07-11 12:56:00 | 食に関わる情報本


柴田書店の「月刊 専門料理」が、今年、創刊50周年を迎えるとのこと。それを記念して、フランス料理、中国料理、イタリア料理、日本料理の四つのジャンルで、50年を振り返る特集記事が組まれました。
これが、とても見ごたえのある特集でした。
1966年から書籍に掲載された記事に基づいて、日本で表現された料理が、年代ごとに並び、そのジャンルがどう変わってきたか、誰を目標に据えて、伸びてきたのかが伝わってきます。
写真たちが語りかけてくる、素敵なアーカイブです。



このページは中国料理の1966年からの写真です。クロムスライドからの転写ではないかと思われる写真の時代故に、エッジはたりなくとも、艶やかなアイディア、伝統を健やかに現した料理は、いま見ても見劣りしません。



こちらはイタリア料理の1972~74年。トマトソースと小麦粉を使い込むオレンジ色の世界は、いま見ると懐かしくみえます。昭和の高度成長期に、銀幕のスタァ(笑)たちの手にあった、これが先端の色だったと気づきます。

フランス料理、中国料理の層の厚みは、日本人が取り入れてきた舶来料理、特に宴会料理に望んだことを如実に現しているとも思います。イタリア料理が、宴会→パーティ(笑)という場にたち位置をもったことが、近年の質量ともに増していく過程に、みえてきます。

各ジャンルごとの50年の変遷を語る見ごたえのある本でした。
また四冊のアーカイブを並べてみると、時代の影響によって、各ジャンルが融合し、進化しあう様子もみてとれます。

写真以外の寄稿文には、現代のジャンル・リーダーと目される方の、個々の思いも綴られていて、これからも料理は様々に変わっていくだろうと、読み取れました。それを体験していきたいっと、ワクワクしました(ニッコリ)。

50年、さまざまな時代に、様々に料理が生まれ、広がり、あるものは消えていきました。これで決まりって固定された料理もあれば、変わり続けるもの、新しく生まれるものもあります。
食したら消えてしまう料理、されど記憶に残る幸せのために、日々、苦心する料理人もいます。

この本に編まれているのは、創造と表現にしのぎを削る者の姿です。
その仕事は、書籍を経て、やがて街の個人食堂へ、テレビに紹介されて、さらに家庭の食へと徐々に拡がっていったのでしょう。

現在は情報拡散はさらに早くなりました。新しい料理はネット上に現れて、瞬時に世界中に拡散されると感じます。より多くの模造品が生まれ、本質が伝わりにくくなっています。どこかで見たようなもの、奇をてらっただけのものに、残念なことに、感動しなくなってきています。
そんな今日にみるからこそ、このアーカイブに編まれた料理一つ一つが、輝いてみえます(ニッコリ)。料理人を成長させ、時代を動かしてきた料理は、いまも魅了してやみません。

料理が好きな方に、見ていただきたい、素晴らしい50年分のアーカイブとおもいます。


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