過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

バチカン寄りのローマ、街ごはん1

2016-09-26 23:31:00 | 旅日記
一日を忙しく過ごして、疲労してホテルに戻った夜のこと(笑)。こんな時に便りになるのは、ホテルのレセプションです。
「疲れてお腹もペコペコ。ドレスコード無しで、歩いていける距離で、地元らしい、美味しいレストランを紹介してください!」
欲深なオーダー(笑)に怯まないのが嬉しいところ。
「ホテルをでて左に曲がり、アンダーパスを越えて直進。二股も直進して、左側に。」
テキパキッと地図に書き込み、お店のカードにホテルのスタンプを押し、「アペリティフを一杯づつ用意するようになっているから、楽しんで」と笑顔でわたしてくれました。

かえり道、夜遅くのその道は危険ではない? →人通りのある居住地だから、大丈夫。
予約は必要? →今日は週末ではないし、夜早いから不要と思う。(ローマの夕食は8時すぎから始まるのが主)

こんな声に後押しされて(笑)、でかけました。サンピエトロ広場に背を向けて、渡れない交通量のある道のアンダーパスを抜けて。

そこは世界中にある、華やかな都市の周りにあって、そこで働く人が暮らす街の様相でした(ニッコリ)。
しまいかけの商店の前では、かたづけを見ている店主がいて。持ち帰りの食をかかえて急ぐ人が居て。
くだけたイタリア語と笑いが聞こえるピッツァリアには、自分達がわかるメニューは無さそうだし…。

かくして教えて貰ったレストランの前についた時に、ああ、なるほどって解りました(微笑)。
「Ristorante - Pizzeria, I San Pietrini」
アイリッシュ・パブを模したようなドアから入れば、スポーツバーのようなカジュアルさ。奥に広目の明るいキッチンがあるけど、上手に目かくしされている。道路側の開閉式の大きな窓壁を開けている夕暮れは、開放感がありました。
黒で家具や店内をうまく纏めて、懐かしげな黄色の布テーブル・ランナーを縦方向にひき、二人の一体感を意識させるような(笑)セッティングは、おしゃれです。
イタリア語とは別に英語のメニューもあり、望めば両方、だしてくれます(笑)。
だんだん、併記してあるメニューが気に入り、片言のオーダーをして見たくなった旅人心をくすぐります(笑)。
うん。楽しもうって思うお客様を、迎えたいお店だと伝わります。
スタッフの英語は決して上手くないけれど、何かあれば奥から誰かを連れてくる(ニッコリ)。笑顔のキュートな一生懸命さが暖かく伝わりました。



アペリティフとしてプロセッコを、小さめのグラスで出してくれて(笑)。
嬉しくなめつつ、プリモとセコントをきめて、自分の好みを伝えつつ、ワインもお店のお薦めを受けて。
準備が調った頃、お店からのお味見のように感じる、重くないピザが二切れづつ二種。



一人分づつに取り分けてみたほうが、見易いでしょ(ニッコリ)。
トマトソースに、薄切りマッシュルーム、あざみのような苦い葉と刻んだバジルを、熱でしっとりさせて合わせてオイルをたらした、であろうピザは、熱々で、ちょい、しっとり。
モッツァレラにわずかにゴルゴんを削り、ミントを少し合わせた、白い一口のクラストは、かしっと。

あは、やるなぁ!
ひと口分で、ピザを頼むべきだったかな、と、脳裏をよぎらせる技がありました。(ニッコリ)
この店、きっと当たり♪ 伸びていく力を感じました。

コベルトの素朴なパンで、ピザのお皿のオイルをきれいにしちゃったりして(笑)。
ワクワクと、次のお皿をまつのでした(笑)。
■I San Pietrini, Roma


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