二つの言語で説明をしたため、私達のパーティは二時間近くを要しましたが、無駄な時間のない、素晴らしいガイド・ツアーでした。
再び300段余りの階段をおりて、天蓋テラスにたどり着きました(笑)。
振り返って見上げれば、半球状のドームと、頂上部の石柱の金網に囲まれた部分が、私達を感動させた、天空の宿木でした(ニッコリ)。
次々に、上がる人々で、常に人影があるKupolaです(ニッコリ)。
レンズをひけば、こんな感じ。大聖堂の屋根テラス、ドーム、さらに石柱、トップに。
空から1/7の場所(笑)に居たのです(ニッコリ)。
屋根テラスの正面、の裏側(笑)に、まわると、聖人の背後をみてしまうことができます(笑)。
十字架を抱えた聖人の後ろ姿。下から見上げた時に、人を思う立体だったのですが、後ろ姿は、ざっくりなんだ!(笑)と、ちょい罰あたりなことを考えていました(笑)。
そんなことを考えたからか、雨がざっと振りだしました(笑)。
あわてて、エレベーターに飛び乗りました。今度はサンピエトロ大聖堂と扉一枚の場所に、おりました。
ああ、あそこにいたんだ!
ドームの真下には祈りの場所があるから、立ち入れません。が、見上げれば、光注ぐドームの黄色の輪の部分が、私達がエレベーターをおりて、歩いた部分です。このドームの二重構造の外側の、さらに上からローマを俯瞰したのでした。
Kupolaはとてつもなく高い場所だったと、しみじみ思いました。
黄色のベルトに書かれた文字は、下からはわからないけれど……あそこには、貴方が鍵をもつ、と書かれた特別な空間があったのだと、自分はしっかり覚えておこうと思いました。
旅をするとは、体験した言葉を自分の中に留めることと思います。その豊かさが自分を育てる力、自分のなかの泉になると、私は思っています。
ドームの真下、祈りの祭壇のさらに奥に、主祭壇が金色に輝いてみえます。
望遠を最大に(ニッコリ)。あの主祭壇の半地下に祈りの場所があります。
いいえ、この大聖堂のあらゆる場所が、墓所であり、祈りの祭壇であるのでした(ニッコリ)。
…さすがに疲れました(笑)。大聖堂のなかを歩くのは、明朝にしようっと思ったのです。
羽田からフランクフルトを経て、長旅の一日。ローマについてから、五時間あまりに、これだけの喜びを受けとることができました。
ホテルに戻り、旅装を解いて、明日からの仕事に備えるべき夕刻です。
6時半、空はまだ明るい時間でした。
■サンピエトロ大聖堂にて
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