薪の香るイタリアン 2.ナポリには珍しい海の気配のピッツァ

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■赤海老、烏賊の窯焼きピッツァ

あら、珍しい。

ナポリは湾に面した街ですが、実はあまり、シーフードのピッツァを食べません。

サルシッチャ、生ハム、パストラミ、卵、チーズ、フンギ（茸）、トマト等が主流に思います。

そして、チーズを活かした白く焼き上げるピッツァも、人気でした。

赤海老、烏賊、オリーブ、パプリカ。ふくよかに延びるチーズ。（ニッコリ）

具材に先んじて、私が舌を巻くのは、クラストの美味しさ！　豊かな小麦の香り、オリーブオイルの香り、チーズがいない場所の、ふくふく噛む感じが、既に幸せ♪

ナポリやソレントで食した、ギルドのナポリ・ピッツァに、通じる、クラストが、あるのです。

今回のようなシーフードに合わせて、少しく薄く生地を延ばして、素材の優しさに調和するピッツァに焼き上げる。石窯の持つ熱で、しっとりなのに、パリッと感もあるピッツァです。

語ってしまうピッツァなのです（ニッコリ）。

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薪の香るイタリアン 1.暮らす様に食すスタータ

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大寒の最後でも、日中は暖かい陽射しがありました。寒々しい時期だからこそ、薪が燃える香りが、暖かさを想起させる街イタリアンへ。（人は火の側に居ると安心する。去年、キャンプが流行ったのは、不安心理をほぐしてくれるから、ではなかったか。)

感染予防に、換気が行き届いているから、石窯もグリルも、常より薪、張り切って燃えているようです（ニッコリ）。

■三種のハムとブッラータチーズ

今日の前菜とピッツァは、シェフお勧めで整っています、とのことで、お願いします。この宣言下では、お任せが一番です（ニッコリ）。

そうして届く、ドンっ（笑）。

切り立てのハム、個性的な三種。ブッラータ、トマト、苦さが愛しいグリーン。

完璧なイタリアン・トリコロール。

もちろん、先立つ泡は、フルーティで、少しだけメロウで、冬寒の日に嬉しい選択。

ざっくり半分こ。

取り分けて。食べ進めるごとに、お皿にハムを追加していきます。

うん！　塩漬け肉の甘さ、脂が室温に遭って溶けていく香り、ブッラータのゆらめくクリーミィさ。トマトの瑞々しい甘さ、グリーンの苦さ。オリーブオイルに、見えない塩。

調和する。どれも必要！（笑）

ちゃんと選んだ食材を信じて。足したくなる手を抑えて。何気なく盛るように見せて、食べ易さと組み合わせ量を加減する。

経験とセンス、お客様の食の進みを注視できる店創りが活かされる、スタータでした。

さぁ、薪の香るなか、泡を片手に、お楽しみを待ちます。（ニッコリ）

■UP MARKET 豊玉villas、練馬区豊玉中三丁目

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