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退院後に、回復を案じてくれた梁シェフ。身体を温めてくれる、ゆっくり美味しくいただく食を調えてくださいました。
中華薬膳の気持ちで、いただきます。
なんと! 過去に見たことのない設えがでてきました。小鍋?というか、卓上コンロ?! 見上げると、悪戯っ子のように微笑むシェフ。
『店で使うのは初めてです。ゆっくり温まってもらいたいと思って。』
上湯の香る土鍋には、太い白葱、枸杞の実、ナツメ、陳皮の香りもします。薬膳鍋?
おぅ!お刺身にひくヒラマサ、佐賀牛のシンシンのハラミ、菜花、舞茸、白菜が並んで。
『ご自分のペースで、ゆっくり、しゃぶしゃぶして召し上がってください。後ほど、水餃子もお持ちしますから。』と、微笑むシェフ。
中華歴の新年を迎え、お箸まわりも新規に。今回は水餃子をすくいやすいように、レードルを用意してくれています。
まずはヒラマサから、シャブっという程度に。ツケダレがちょい辛なのが、好ましい! ほんのり温めて香る魚脂が食欲を掻き立てます。
お野菜を小鍋に加えて、ゆっくりするからこそ、食べたい気持ちが上がっていく。
食べれなかった自分の消化器の緊張が、ほぐれていきます。
食べれなかった自分の消化器の緊張が、ほぐれていきます。
次はお肉。甘さの向こうに香る中華。ゆっくり、いただきます。
水餃子をくつくつ。ふーふーして、ゆっくり食します。身体に熱が起きて来る魔法。
小麦粉って、ほっとする喉越しだった、と思い出しました(ニッコリ)。
じっくり煮た白葱、枸杞の実、なつめ、養生したスープを、いただきます。最初の淡い金色が、魚、肉、野菜、粉物を含んで、金茶色になって。天然の力を、私に与えてくれるのだと、感じました。
暖まるのは、薬膳の力だけでなく。調えてくれる人の配慮あれば!と思います。感謝。
すっかり、食事の気持ち、調いました。原意は違うけれど、在食広東!(ニッコリ)
■中華銘菜 慶、目黒区五本木3丁目