トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

民抜きは永遠なり 2

2010-04-03 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photo_2  『物騒花党にも閣にも日々繚乱』

  『シュワッブとウルトラマンを欲しき坊』

  『ブレは無し鼻から芯は無き話』

  『国背負う乳母日傘の若旦那』

  『瘋癲の間合いよろしきまつりごと』


朽木は虫のゆりかご

2010-04-03 | 小父のお隣さん

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 0,5?ほどのコンクリート塊を移動させるのに梃子の枕に使った朽木が潰れて、中から幼虫が転がり出てきた。可哀想なことをした。住処と食料を失わせてしまったのだから。カブトムシなどの幼虫なら落葉の堆積層に戻すだけで済んだが、このタイプはトンネルの中で体を固定して生きているから、朽木本体が崩れてしまった今は生存不能だ。

 この幼虫は見覚えがあるがカミキリムシの幼虫ではなかっただろう。おぼろな記憶ではタマムシの幼虫がこんなだったような気もするのだが…。

 しかし仔細に見ると木を食べる生活に特化しているのが良くわかる。頭部の前部に口がある。当然、両横は目だろうが暗闇の中だから、もしかしたら目はないのかもしれない。

 子供の頃、家の前の旅館で薪用に薪割りをしていた時があった。そこで、こんなのが何匹もでていて、たしかフライパンで炒って食べたような記憶がある。炒ってくれたのは父親だ。鋸の目立てをやっていたこともあり樵のおじさんとは顔なじみだったのかもしれない。

 ゲンゴロウも食べたような記憶が蘇ってきたが今は食べれないだろう。イナゴや蜂の子ならまだ大丈夫だ。イナゴの佃煮は美味しさを感じる。

注:検索したらヤマトタマムシの幼虫だった。惜しいことをした。住み付いていたのはエノキだったのかどうかは腐食が激しくて判別できる状態ではなかった。