植樹し易くするため、植栽地の笹のヒコ生えを舐めるように刈り払っていた時、笹竹の堆積した中に斑模様が見えた。「マムシか?」と思ったものの朱色の斑紋が確認できたのでヤマカガシとわかり、少しほっとする。
ヤマカガシもマムシも似たような文様で「毒がある」を主張しているかのようだけど、良く見ると精緻で複雑な文様だ。銭型はヤマメやアマゴなどの文様の系列にあるようにも思うけれど、やっぱり薄気味悪い文様なのだ。特にヤマカガシの朱色はそれを倍化させる。
体長は50cmほどだった。撮影しようと頭部の枯葉などを竹の棒で取り除いていたら、ゆっくりと移動を始めた。ケータイのカメラではピントが合うのが遅いので、良いカットは撮影できなかった。結局、斜面の笹原の中に消えた。
ヤマカガシも毒蛇なので、尻尾を掴んで撮影し易い場所に持っていくのはご遠慮したがシーズンに入って蛇は初見だ。