トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

シーズン来たる

2010-04-09 | 感じるままの回り道

Photo_2Photo_8  砥石を浸けてあるバケツの中を見たら「ギョェー!」だった。シーズン到来である。大きいものは10mmもあるボウフラで一杯だった。早速、水を棄てて退治したのだが、また蚊取り線香必携の季節になった。

 あわせてオオスズメバチに刺された時の用心に「緊急キット」を更新しておかねばなるまい。そして常時携帯するシーズン到来だ。女王蜂も活動を始めているだろうからトラップを設置して確認してみる必要があるし、捕獲したのは「里山祭り」で子ども達に大人気の「ペンダント」に化けるのだ。

 トラップに落ちた女王蜂は水死してしまうのだけれど、動きが停止して更に3~4時間水中に没しておいても生き返る個体がある。ピンで展翅台に固定して翌朝には動く個体を見ると生命力の強さに感動する。ピンを外すと飛び上がりかねないところまで回復する女王蜂もいるのだ。

 一度、コルクに展翅した女王蜂が、一夜あけたら居間の中を這いずりまわっていてビックリしたことがあった。ピンで胸を突き通されたままの姿だ。

  今朝の朝刊に「ベッコウトンボの羽化が確認された」との記事が掲載された。トンボより早く蚊やガガンボは羽化したし、昆虫が飛翔し始める頃、燕も飛来している。「食物連鎖」で片付けられそうだが、実際は地球規模の輪廻・連鎖の中で動いているのが理解できる。


トラフシジミ

2010-04-09 | 小父のお隣さん

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 朝、拠点に向かう途中の蒲公英の原を通った時に、足元から蝶々が飛び立った。縞模様が目立って写真に撮ったのだが記憶には無い種類だった。

 図鑑は30年も前の物だから色あせて色彩は正しく表現されていない。最初は「キマダラルリツバメ」と思ったのだが、これは二本の尾状突起に注目したためだ。

 羽の縞模様を手がかりにしたら「トラフシジミ春型」のようだ。いつものことだけど個体識別や種類の鑑別など小生にはあまり意味が無い。強いて言えば暇つぶしか…。

 それはともかく新しい出会いは嬉しい。先日の番組で「社会との繋がりが失せると、そこで人間としては終わり」と言うようなコメントをしたホームレスがいたが、身に置き換えて頷ける面もあるけど、まだ多少なりとも畜生の世界とはつながっている小生である。

 そういえば、今年は寅年だった。


春はあけぼの

2010-04-09 | 性向有毒の翁なれば

Photo_3  『早苗無き永田のひつぢ春の宵』

 『過去に生く者掃き集め未来とな』

 『老達の楼のまつりに朗は無し』

 『二度わらし花いちもんめ古希の風邪』

 『泥舟を逃げて乗り込む泡の舟』