ショウジョウバカマの盗掘状況を見に行った帰り道、棚田跡に水路を掘って水を貯めているところがあるのだが、そこから猛禽類が飛び立った。
近くの木に止まったのだが、道を歩く小生と距離は保っても水路から離れようとはしない。トビではないのは一目で判った。舞い上がる時、尾羽が縞模様に見えたからだ。クマタカと思ったのだが少々小さめとなる。色合いと胸の辺りの色が濃く見えることから「サシバ」ではないかと思っている。
双眼鏡を携行していれば細部まで判別できたのだが目視ではこれくらいだ。水辺周辺は百メートル以上離れていても聞こえるくらいにカエルの大合唱が続いている。
甲高い澄んだ鳴き声なのだが警戒心が強く、そーと近寄って姿を確認しようと思っても姿を現さないカエルだ。すぐ鳴き止んで静寂がおとずれてしまうのだ。
小生の知っているカエルは、近づくと「ドボン」か「ピョンピョン」が全てだから付き合いにくい。くだんの「サシバ?」さんはカエルを狙って水辺で待機していたのに間違いないだろう。
サシバとすれば、これは初見だ。