トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

お初です

2010-04-21 | 小父のお隣さん

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 今日はトラップにオオスズメバチ、水辺でイトトンボにであった。「お初でございます!」の気分だ。イトトンボはふらふらと頼りなげな飛翔で、見つめていると「枕草子」の世界にトリップしそうだ。

 オオスズメバチはしっかりした体型の女王蜂だ。女王蜂も並べてみると体長の差は大きいものがある。

 今日はピンセットも収納瓶も持ち合わせなかったので、トラップの中にそのままだが、浮いている蛾を足がかりにして脱出するかもしれない。

 どちらにしても日本酒を足さなければならないだろう。液の誘惑度が弱そうだから。


季節の便り

2010-04-21 | 温故痴新

 瓶にさす藤の花ぶさみじかければ畳の上にとどかざりけれ      正岡子規

 髪に挿すたんぽぽの茎みじかけり童の髪に留まらざりけれ

 白鳥はかなしからずや空の青海の青にも染まずただよふ       若山牧水

 ハクションは哀しからずやスギ花粉ブタクサ花粉言わずただ出る

 うらうらとのどけき春の心よりにほいいでたる山ざくら花       本居宣長

 つらつらと喉元張るも心無き呆け秀でし猿芝居かな  

 敷島の大和心を人問わば朝日ににほふ山ざくら花         賀茂真淵    

 美ら島へ大和心を今問わばあざとさにほふ紙ざくら花


いつもの事だけど

2010-04-21 | 小人閑居して憮然

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 フイールドの駐車場に降り立ったら直ぐ目に付いた。ツツジの枝が散乱していた。葉の萎れ具合から前日の午後の頃に棄てたものだろう。季節の折々に必ず目にしなければならない光景なのだ。

 春先にバイオトイレが設置されたのはいいけど「類は友を呼び易くなった」心配が増す。2月にテレビ取材があった竹林の脇にはビール缶が転がっている。便利になるとこういう輩が増えてくる。

 筍堀りに来たおりに棄てたのか、ハイカーが入って一杯やったのかは不明だけど「ムカつく」ことも事欠かない。

 バイオトイレの工事で芽生えるかどうか心配していた吾亦紅の芽生えを確認できた。今度は目につきやすくなるから移植して避難を考えなければならないだろう。保全活動の中身はほとんどが人為的影響からの「保全」みたいなものだから情けないことおびただしい。

 そんな日々は計画の中で動いているというより、時々刻々の事象に振り回されている感もある昨今だが、それはそれで不満ではない、のもおかしいか…。