小生の誕生日の誕生花は「スズラン」なのだそうだが、「あっ、そう」程度の感心しかない。関心など無いのだ。でも、ジャーマンアイリスだけは少々異なる。なぜかと言うと「誕生日に咲く花」と信じて疑えない。今年も当日になって三輪開花した。
大半の株は蕾が硬いままだけれど、今年の植物の生育は全体的に遅れ気味だから仕方がない。それでも律儀に誕生日に合わせて開花した。必ずしも誕生日当日に開花する訳ではないが、誕生日に合わせて開花するように思える開花の生理なのである。
園芸植物の中では、特に熱を上げた種類だったが、今はその末裔が数種類残っているだけだ。20坪の畑を借りていた頃は、ジャーマンアイリスで埋め尽くした頃もあったが、宅地になるのを機会に、筋向いのお宅の実家に引き取ってもらった。でも半分以上が宅地造成土の下になってしまった。
花期は短く、軟腐病は厄介だが、それでも虹の花と言われる花色の多様さは楽しむに余りある。この花が終わると、我が家の坪庭は草茫々になる。花の命は短い。