トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

誕生花

2012-05-02 | 感じるままの回り道

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 小生の誕生日の誕生花は「スズラン」なのだそうだが、「あっ、そう」程度の感心しかない。関心など無いのだ。でも、ジャーマンアイリスだけは少々異なる。なぜかと言うと「誕生日に咲く花」と信じて疑えない。今年も当日になって三輪開花した。

 大半の株は蕾が硬いままだけれど、今年の植物の生育は全体的に遅れ気味だから仕方がない。それでも律儀に誕生日に合わせて開花した。必ずしも誕生日当日に開花する訳ではないが、誕生日に合わせて開花するように思える開花の生理なのである。

 園芸植物の中では、特に熱を上げた種類だったが、今はその末裔が数種類残っているだけだ。20坪の畑を借りていた頃は、ジャーマンアイリスで埋め尽くした頃もあったが、宅地になるのを機会に、筋向いのお宅の実家に引き取ってもらった。でも半分以上が宅地造成土の下になってしまった。

 花期は短く、軟腐病は厄介だが、それでも虹の花と言われる花色の多様さは楽しむに余りある。この花が終わると、我が家の坪庭は草茫々になる。花の命は短い。


キアゲハ夏型

2012-05-02 | 小父のお隣さん

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 帰路に着く前に木陰で休みながらオオルリのさえずりを楽しんでいたらキアゲハが飛んできた。初見は何時だったか、その頃の個体より大きいサイズで夏型が既に現れたのである。今もってキアゲハとアゲハの区別が良くわからない。写真と図鑑を比較して決める。

 撮影は日向だったのでオーバーになってしまった。自分の影に入れて撮影すれば色合い良く出来たのだろうが、そんな事をすれば飛び立ってしまうのである。

 周囲の林内からは鶯やジュウイチ、シジュウカラのさえずりに混じってオオルリのさえずりがひと際麗しい。「オオルリ、オオルリ」とさえずっているようだし、瑠璃玻璃のような音色に感じる、本当に美しいさえずりだ。サンコウチョウやホトトギスは「聞きなし」の妙だけれど、オオルリは「惚れ惚れする」の一言。恍惚感さえ感じるさえずりなのだ。


**萌えるに埋もる

2012-05-02 | 感じるままの回り道

 萌黄色萌え木色とも思いたる来る日いる場所見つめて飽かぬ

 萌黄色木立の芽吹き燃え黄色菜の花畑タンポポの原

 小さきのための水辺で腱切れど我生かされし小さきにより

 氷結の池も育み守りおる命の連鎖われも一環