兄に言われたとおり、金糸瓜の苗がウリハムシでボロボロにされた。畑ではない植栽地の林床の「捨て作り」だから農薬散布は控えたい。「収穫できたら儲けもの」なのだ。
これを見るまでもなく、ウリハムシの被害は瓜科の植物にとって甚大なものがあるのは周知の事だ。これでは農耕の民にとって神代の昔からの悩みの種だったに違いない。
想うに、神代の昔に在来の瓜は在ったのだろうか。瓢箪は瓜科だろうが南方由来の外来種だろうし、ウリハムシも外来種なんだかどうだか…。こういうことを考えると夜はぐっすり眠れる。すぐ眠れる。
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上の写真はカラムシを食べていた幼虫。実際は葉の裏にいたから写真は天地を反転してある。どういう訳か、こうしたほうが見易い。威嚇のためか身体の前半分を葉から離し、激しく身体を振動させてきた。黒と黄色が基調だが両者は割合が違う。
下の写真はオニアザミをたべていた個体。上の種類に近いのだろうが、黒と白が基調で、やはり個体差がみられる。これも葉の裏にいたから天地を反転してある。幼虫図鑑を、ちょっと覗いたけれど、どうも総てフクラスズメの幼虫らしい。親の蛾も名前負けしている。貪欲な幼虫らしく、ここかしこで姿を見る。
トンボ池のほうから鳴き声が聞こえる。モリアオガエルでもないし、アマガエルでもない。人がいる、泣き声だった。
泣くのが気になって様子を見に行ったのだが、その時は泣きやんで割り丸太の橋の上だった。アメンボウに関心があっておねだりした様子で、パパさんは「アメンボウは早いから無理だよ」なんて事を言っている。
アメンボウが遅くとも、幼児二人を連れての水辺では手を離してもらっては危ない。何かあれば大人が泣くことになる。あっ、 men 呆然は誰も望まない(少し無理だったか)。アーメン呆然の方が近いのかなあ。我ながら暇人である。