トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

松の樹皮の下

2012-05-29 | 小父のお隣さん

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 昨秋、松くい虫の被害で枯れた松の樹皮に点々と穴があるから、てっきりカミキリムシがあけた穴だろうと思いつつ、確認のために樹皮を剥いだら白い蛆虫がいた。体長は6ミリ程度で、釣り餌に丁度良い大きさだ。山女などは良く釣れるだろう。

 既に蛹の個体も合ったがなんの幼虫かは不明だ。カミキリムシではないようで、樹木本体の中には侵入していない。樹皮と形成層の間に位置し、樹皮を二重丸の様に喰い、形を残していた。見ていたら、米の等級検査で押す二重丸のスタンプの様にも見えた。

 でも、すでにこの松は、とても二重丸をスタンプするような材質ではない。叩くと軽い音が返ってくる。朽ちる前に除伐の必要があるが、それまでは藁人形の柱で生きる。


オオスズメバチ飛び交う

2012-05-29 | 小父のお隣さん

Photo_7  水辺の補修をしていたら直ぐ脇にオオスズメバチが降りた。

 どういう訳か、直ぐ近くに来る。水を飲むのにあえて近くで吸水する必要はないのにと何時も思うのだ。

 作業の手を止めて見ていると。飛び立って小生に接近してから飛び去った。これもいつもどおりの飛行だ。一瞥して、確認して飛び去ると言う感じがありありと読み取れる。

 「攻撃は無い」と確信していても気持ちの良いかかわり方でも無い。飛行も接近遭遇も、日に何度も目にするようになった今日この頃であるが、今の時期は総て女王様だ。女王様に関心を持ってもらったと思えば「ニンマリ」する。


水路の拡幅

2012-05-29 | 水辺環境の保全

Photo  先日、刈り払った川筋の土砂を取り除いて川幅の拡幅を行う。斜面の土が崩れたり、カーブ周辺に土砂溜まりが出来て、川幅が半分ほどになったからだ。

 水流の滞る事はないけれど、細い水路に集中してしまうと水生生物は抗いきれない。川幅を広げれば水勢は収まる。水生生物も納まる。降雨で河床の均しと繁茂しすぎたスゲの除草は出来なかった。

 予報より早い雨で昼を待たずに退散したが、降り出し始めると周囲で一斉にカエルが鳴き始めた。指揮者がいて指揮棒の合図で合唱を始めた様だ。第九にはまだ早いから、さしずめ「フェガロの結婚」、いやいや「ケロケロの結婚」であろう。