昨年の大震災を思えば、新潟県中越地震など記憶から弾けてしまいそうだが、現場を通れば思いだす事もある。
救出の様子が昼夜を問わずライブで放映されていた崩落現場の幼児生環劇だ。今回、バスで通過したが、綺麗に修復復旧されていて、通り過ぎるだけでは気がつく術がない。救出現場は道路の右斜面なのだ。
この道路上は岩石、土砂で埋まったのだけれど、この先のカーブを下ったところで後方に崩落の痕跡が見えたが、バスの最前列からでは撮影は無理だった。
救出された幼児の生家は、祖父の妹が居住していた町だったから馴染みはあるけれど、「この辺りだろうか」と通り過ぎるだけだった。平成16年の事だから、もう小学生だろう。昨年の3月11日も同様に、人生が一変した子ども達が多くいたのだと思わずにはいられない現場だった。
奇しくも、ここを通過した日が11日だ。どうしても連想するが、みんな健やかに育って欲しい。