11月4日発行の県の広報誌「県民だより11月号」に見慣れた丸太の写真があった。それが左のコピーである。
それもそのはず、当ブログの10月5日「野ざらし木考 B」でアップした丸太だった。本来ならば草薮に埋もれ朽ちていく運命だった丸太がメジャーデビューしたのである。
「朽ちるよりは」と平均直径40cm、長さ450cm、重量650㎏の丸太を引き出し据えた甲斐があった。子ども達の遊ぶポイントになっているのは承知していたが、このようなカットの写真は、部外者の小生には撮影できない。広報の写真には、子ども達の生き生きした表情が載っているが、ここでは丸太が主役なのでカットした。
実生樹養成林を見回ったおり、赤い実をつけた潅木があった。「木の実の図鑑」で対照すると「ガマズミ」だが、フイールドに多々ある「コバノガマズミ」や「ミヤマガマズミ」とは木姿が異なる。
このガマズミは初めて見たように思える。だからどうだと言う事も無い平和な秋の一時であるけれど、つる草に覆われ、重みで今にも倒れそうだったのを助けてみたが、自分で起き上がれる弾力は無かった。刈り払われないように支柱を立てに行かねばなるまい。