何だったか、柳田邦夫氏の一文に「この歳になって絵本を楽しむ」と言う記述があったように記憶する。フィールドではおチビちゃん達への読み聞かせを散見するし、小生も仕事やプライベートでやってきたことだ。
読み聞かせをせがむ頃の常で、暗唱していても繰り返しせがむ。今、黄葉の始まったフィールドを眺めていると「これは小生の絵本なのだ」と言う感を深くする。物理的な規模はともかく、飽かずに繰り返し繰り返しの連続である。
時には絵本作家、時には編集者、時には愛読者ととりとめも無いけれど、何年にもわたって「せがんで」いる事には変わりない。なんだか映画「ネバーエンデングストーリー」の主人公の様に思える時もあるが、「二度わらし」となれば当たり前か…。