トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

竹の玩具

2012-11-10 | 感じるままの回り道

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 暇つぶしに作っていた竹の玩具、いわゆる「紐抜き 」なのだが、ようやく完成した。昨年まで開催していた里山ボランテァ団体合同の「里山まつり」が開催されなくなったが、伐採した竹で作った玩具の受け取り先には困らない。これは今も会報を送ってくれている知り合いのグループに届ける品である。幾つかの小物も含めて切手代の足しにでもなれば良い。節の長い竹で「竹ボラ」をも作る。ほら貝様の良い音を響かす管である。Photo

 急遽、思いついたから材料を自然乾燥させる時間が無かった。輪切りにした孟宗竹を「油抜き」のため煮込んだのだが、出てきた灰汁が厄介だった。火あぶりで出していた時はふき取るだけで良かったのだが、煮沸で出てきた成分はアク取りで掬うと、直ちに硬化し網に付着してしまった。こそげ落とすとジャリジャリの状態で手触りが悪い。

 表面の皮を削り取った後は、昼夜を通して扇風機で強制乾燥させた。急ぐ時は電子レンジと言う手もあるのだが、乾燥と発煙の境界が難しい。仕上げは亜麻仁油を擦りこんで終了。量が少ないからバザーでの収益は知れているが、「気は心」とでも言うべきか…。